ウィーン33日間の足跡  〜Viennaによせる33のエスキス(Op.31)〜

いきなり訪問したオーストリア、ウィーン。二十絃箏とともに過ごした33日間のDiary。(24 Nov - 26 Dec 2009)
その数日前からのDiaryをここにまとめてみました。GAYOの心の動き、ウィーンでの生活のメモリーとして。

 2009年11月22日(日):ウィーン出発2日前  
 
なんだかんだとあと2日後には出発です。
今週は、いろいろな人に食事・飲みに誘われました。ありがたい。感謝。

たくさんの人といろいろな話をしてきたなかで、今回の旅の目的がよりクリアになりました。
ウィーンにいってやってきたいこと。

・曲作り
・自分という人間を見つめなおすこと
・音楽をやる心を解き放つこと

この3点です。

えぇ?音楽鑑賞が入ってない?オーケストラきかないの?オペラは?バレエは? 多くの人にいわれましたが、それはすべてオプションです。 みないというわけではないし、絶対みてこなければいけないものでもない。 そのくらい、自由なプランでいってきます。

毎日何をするのかな?

今回の、仕事でも観光でもないこの1ヵ月に及ぶ滞在のために、ご協力してくださった方々に感謝いたします。 まだ、いってないので、どうなるかわからないのだけど、3日前の今になってやっと楽しみになってきました。 やりのこしたことが多くて、毎日事務処理におわれてます。 あと2日でおわらせないと。

エクセルもうみたくない・・・。

まぁ、旅先でホームシックにならないように、適当にメールとかくださるとうれしいです。 どのメールアドレスも、全部転送しておきましたのでみれるはず。 あ、携帯メールだけは使えません。携帯もっていかないですから。
(と、この時点ではそのつもりだったのだが、これが・・・後々大変なことに)
電話ないので、その点はみなさまご理解を。
世の中そんなに緊急な用件ってないものですから。

もって行きたい音源や、楽譜が沢山あるのです。
が、Kotoを持っていくため、すでにそれで20kg。
重量限界ですね。

何ももっていけないじゃないですか!
楽器の重量50%換算してほしいな。

ファンの方からのご指摘で気づいたことが一つ。
私の誕生日・・・・あっちで一人で迎えるんだ。そういえば、そうだ。センチメンタルはいってしまう。

例のあれですか?
Happy birthday to ME ?
oh my Goodness!

 

 2009年11月23日(月):ウィーンへ、24時間きりました  
 
いよいよ準備しないと。まだしてないのは私です。直前まで事務処理。

12月いないので、来年2月のライブの案内をしてくれるスタッフをみつけてお願いしてみたり。
(結果・・・案内はしてもらえなかったというオチがある)

一応Webから、メールで申し込めるようにしてあります。何かあったら私にメールください。タイショしますので。

24時間をきって、やっと、前向きになってきた。嬉しい電話もいただいたし、曲作ってきちゃうぞ!
(その前に、ゴミだしとか、洗濯とかちゃんとできるのかな?)
(ネットカフェみつかるかな?)

まぁ、なんとかなるさ。
人生こんな機会はそうそうないことです。私の場合。
楽しんできたいと思います。
(楽しむためにいくわけじゃないのだけど・・・)

可能ならば、ブログを毎日更新します。
(日本にいてもやらないひとが、できるのか?という突っ込みは禁止)

演奏したい、この気持ちを大事に、2010年以降活動してまいります。2月のライブは、応援よろしく。
金曜夜、土曜夜は、通常ライブですが、曲目がかなり・・・オリジナル少なめです。
え?何やるのか?あはは、内緒。

土曜午後は、子供OKライブ。ターゲットは子供。目的は、楽器の音に親しむこと。 情操教育です。チェロ・ピアノ・ヴァイオリン・Koto。はたして子供はどの楽器を好きになるのでしょうか。 Kotoじゃないような気が・・・するのが悲しいけれど、がんばるよ!

石原さんのピアノには負けないよ!
菅野さんのチェロにも負けないよ!
(勝ち負けじゃないから・・・そこは)

あとは、無事に帰国できればGOODです。

ウィーン、または近郊にお知り合いいらしたら、是非紹介してください。
メールだけですけど、お会いしてお話してきたいと思います。

 

 2009年11月24日(火):東京・成田空港にて  
 
ゲート前にて待機中。楽器で18キログラム。確実にオーバーウェイト。6万円の超過料金発生。 プラス9万円でビジネスにアップグレードできたけど、まぁ最初から飛ばすこともない。おとなしく出発します。

一日あいて現地水曜日、日本時間木曜日にはメールをみれるネットカフェをさがします。
まずはウィーン空港からタクシーで無事に着けるか。小さな大冒険気分です。
ワクワクしますね。
タクシーチケット、買う場所みつけるぞっと。

私が日本にいない間でも、演奏依頼はどんどんお寄せくださいませ。

みなに幸あれ

 

 2009年11月24日(火):Vienna初日  
 
みなさま。無事にウィーンの部屋に到着したことをご報告いたします。ご心配おかけしました。

初日の流れ

■成田発・オーバーウェイト
24日火曜日の12時5分のフライト・成田発。
箏本体で18kg
自分の荷物がCDと雑誌で14kg

そして、エコノミーは20kg制限。どうする、自分!

とりあえず、オーストリア航空のマイレージカードを作ることで、2kgサービスされるというから、作ってみる。 結果、12kgから2kgひいて10kgオーバー

超過料金が発生。5万5千円。手数料1400円。56400円なり。
荷物を置いていくわけにもいかず、カードで支払い。

あぁ、一人でKoto演奏家って、海外いけないじゃない・・・。
ちなみに私の箏台は、25kg。今回もっていかなかったけど。
ビジネスとってもだめですね・・・。
コネを利用するしか?
厳しいな・・・尺八とかいいな。重さないしかさばらないし。
あぁ、と嘆いてもしょうがない。たそがれてもしょうがない。

手荷物をEMSで送っておけばいいと、あとで指摘うけるも、今回は間に合わず。海外なれしてるひとは、いろいろ知恵あるのね。 ありがたいです。もっと相談すればよかった。(というより、決まったのがいきなりだったからなぁ)

 

■ウィーンに到着・部屋にたどりつけるか?
長いフライトだったけど16時くらいにウィーンに到着。
楽器が出てこない・・・と最後の一人になってまで待っていたら・・・
違うところにおいてあった。おーい。そういうことか。
そういえば、前回ハンガリーのときもそうだった。学習しようね、自分。

最初は、空港からシューベルト通りまでタクシーで50ユーロくらいで行く予定だったけど、成田空港での臨時出費:56400円でショックを受けたGAYOさん。 ちょっと節約してみた。

客室乗務員さんのアドバイスで、リムジンバスで空港からシュヴェーデンプラッツというところまでいった。 リムジンバス:6ユーロ。
(安っ!)
途中あちこち停車するのかとおもっていたら、最初にとまったところが、そこ(シュヴェーデンプラッツ)だったらしい。
お客さんのおじさんから

"END"

っていわれた。
なんだろう?っておもったら、ここが終点ってことなのね。ありがたや。

降りてみたら、なんともさみしいとこ。駅前じゃないのね。
リムジンバスの運転手さん−若い男性−にきいたら、あっちだよって。
あっち・・・ね。遠いね。
地下鉄の駅の入り口のほうね。 (後に判明するのだが、ただ、駅周辺が広いだけであって、駅から離れていたわけではないと)
(単純に、東京みたいに狭くないというだけだったという・・・)
(初めての場所、大荷物ということで、非常に遠く感じたのは事実だけど)

荷物3つもって、がんばった。タクシーの運転手さんに、ここはどこ?って確認したら、シュヴェーデンプラッツというから、間違いない。 荷物のせてっていったら、僕のはいらないから、後ろのに乗ってっていわれた。
さくっとタクシーでシューベルト通りの、お借りしたお部屋へ。

さぁ、着いた。12ユーロくらいで着いた。
問題は・・・・入り口がわからない。

運転手さんが、べた付けで、入り口でおろしてくれたのだけど、はたしてここでいいのやら?
どうしようかと悩んでいたら、ちょうど一階の住人らしきおじさまが、ドイツ語で・・・。わからんっつーの。

「ヤパン?ヤパン?」

(ルパン三世かい!)

そう、JAPANです。はい。
2Fよ、2Fといって、納得してもらった。 階段も廊下も、電気がすぐ消えるの。省エネです。
で、つけ方わからなくて・・・。困った。下手におして、非常ベルなったらどうしようかと・・・。
でも、押さないと真っ暗で見えないから、押してみた。
あぁ、自分の部屋らしき前に電気ないじゃない!
鍵穴が・・・みえない!

なんか手前の部屋から、猛烈にピアノの音が。
おぉ、クラシックか?いやガーシュインか?ジャズか?
みたいな感じで演奏しまくってる。男性なのだろうか、女性なのだろうか。どこの国の人なのだろうか・・・。
非常に興味があったが、空港ついたときいはすでにあたりは真っ暗。

みえないー。それどころじゃない。

といっても何とかなるもので、教えていただいたとおりに、部屋の鍵をあけて、中にはいる。
今度は、部屋の中の電気のスイッチがわからない。
どうやってつけるのだ?
真っ暗なんだよ!

真っ暗のまま奥にはいる。私の東京の一人暮らしの部屋より広いじゃない・・・。
そんなショックを真っ暗のなかでうけつつ、電気を探す。

あ、台所の電気みつけた。そして、漏れた光のなか、全部のスイッチを発見。
(小さいよ、スイッチ)
知ってしまえば問題なし。荷物を広げて、たんすにしまう。

 

さてここで、問題。

おなかすいてない。
時間はまだ6時すぎ。
何をしたでしょうか?

 

 

■ネットカフェ探し・定期券購入
メールしたくて、ブログかきたくて、普通にネットカフェ探し。
あたりは暗いから、よく状況わからないけど、Internetの文字をみつけて入る。Oh・・・日本語できないあるね。
ということは、地球の歩き方という本に書いてあった、あそこの店にいくしかないのか。
あそこの店ってどこの店!?

最寄り駅まで歩いてみる。あれ、反対方向北にいってたらしい。
小雨が降ってくる。寂しいぞ。
歩け歩けで、到着。
ヴェーリンガーシュトラーセフォルクスオーパー。長い名前です。

一ヶ月いるから、一ヶ月の定期券を購入してみる。
あれ?
何度やっても、VISAカードで買えない。
知らない男性2人にきいてみて、やってもらったけど、できない。

ワナだ、ワナ。
現金でやるしかないね、っていわれて、しょうがなく50ユーロ使う。49.50ユーロで一ヶ月。

ところが、みてみると、12月20日までしか使えない?なんでだ?
そう、これも落とし穴。月曜日起点なんだそうだ。

ま、いいか。かなりお得で安いから。
(これも後で判明するのだが、この一ヶ月定期券は、12月1日から12月31日まで有効なんだって)
(と、某ピアニストの方が後日・・・教えてくれた)
(ということは、この時点で、不正乗車になるわけだ)

よし、カールスプラッツまでいくぞ。
まず、最初。。。どっちの階段登ればいいの?
から始まる。待ち合わせしていたカップルの再会した瞬間に、
「エクスキューズモア?」
で、きいてみた。彼氏さんがいいひとで、いきかたまで教えてくれた。

この駅は、U6という路線が通っているらしい。Uは地下鉄Underの意味らしい。お礼をいって、ホームに上がる。
と、なぜかさっきの彼氏さんが。
家に帰るらしい。途中まで一緒だから送っていくよだって。彼女さんはいいのか?1分しか会ってないような気がするが。とてもありがたいけれど。

6駅乗って、U3に乗り換え。
乗ってる間に、いろいろ教えてくれた。
「ドアは手であけるんだよ。」
(・・・うそーん)
びっくり。外からも手であけられる。あけないとのれない。すぐあけないと、すぐ出発しちゃう。いがいと、せわしい。

地下鉄路線の説明を一生懸命英語でしてくれた彼。私がU3に乗って、シュテファン駅までいって降りるときまで親切にしてくれた。
「降りたら左で、上に登るんだよって。下おりたらU1だからね。」
って。
いい人いるんだね。どこにも。

ウィーンの第一印象。人間がやさしい。決まり。名前きいておけばよかった。聞く余裕がなかった。路線図とにらめっこしていたから。

シュテファン駅でおりて、ケルントナー通りを南下。別名ブランド通りだってさ。彼いわく。
降りてみてわかった。ほんとだ。ここは銀座か?みたいな。

道は広いし、いい感じ。そこを抜けると、オーパー駅。というか、国立オペラ座。あらま、こんなところにひょっこり。
(写真右)
道は渡らず左折する。
目指すは、日本語のできるインターネットカフェ。By 地球の歩き方。

お店紹介:Surflandサーフランド

日本語できまーす。店員のお兄ちゃん、いい感じ。私がずっといるから、コーヒーご馳走してくれた。ちなみにビール飲んでるんですけどね。

これから毎日ここに、電車にのって通います。夜か、夕方かな。
(これが結局、午前中になるのだが・・・)
とりあえずライフライン(インターネット)は確保。

どんどんメールくださいな。

 

さて、どうやって帰るかな。帰りはU4使って少し遠い駅だけどそこから歩いてみよう。
今晩食べなくても大丈夫かな。寝れるかな。お風呂いれられるかな。

不安とワクワク感が入り混じってます。 無事に着いて、メールも読めたので、みなさまご安心を。

初日の報告おわり。Kotoは明日だそう。

 

 2009年11月25日(水):一夜明けて  
 
昨日の日記は長くなりました。失礼。

■24日火曜日の夜・帰宅後
帰宅は、すんなり、はじめての道から、シューベルト通りの自宅まで直行。問題なし。地図よめる自分に感激。
問題はここでおこった。
部屋主の下斗米さんから、いわれていたとおりの状況に。

お風呂にお湯がたまらない。チョロチョロにしないとなぜかお湯がでない。
1時間かけて、チョロチョロでためました。

やっぱり日本人。しずまないとね。そしてシャワーで頭が洗えないので、もうたまったお湯の中に頭つっこんで洗ってみた。
おぉ、洗える洗える。こんな洗い方初体験!
そして風呂上り。まだ11時じゃない。やることないじゃない。

テレビないし、ネットもないし。
憧れの環境だ。
目の前にはKoto。
今日は楽器出さないつもりだったのだが、ここは一つ・・・。

そしてハ長調だか、イ短調だか・・・私風にいうと「0♮」(ノンシャープ・ノンフラット)に調絃してみる。

そうだ、エスキス作るって目標があったんだ。

エスキス:フランス語で、絵画などの下絵、スケッチのこと。

私は、この滞在33日間、日記をこうやってブログに書くのと同時に、音日記をつけようと決めてやってきた。短くてもいい、不完全でもいい。毎日作曲してみようと。

 

24日分の曲。今日一日の不安を曲に。
タイトル:「外の國にて」(とつのくににて)(Op.31-1)

夜が寝れなくて、朝3時くらいまで作曲していた。
おやすみなさい

 

■25日朝
そう、昨夜ウィーンについてから、ご飯食べてなかったのね。
朝、とりあえず6時に目がさめたので、外にでてみる。あ、地図わすれた。とりにもどる。あ、お財布忘れた。とりにもどる。
出たり入ったりしてしまったためか、3回目のときに、白いひげのおじいさんに追いかけられて捕まった。

ドイツ語らしい・・・言葉で話しかけられた。私の直感で訳すと、

君はここの住人か?

あはは。適当だ。ドイツ語で説明できないので、住所と部屋主の名前をみせる。納得してくれた。
どうやらこの部屋は、1ヶ月以上、人が住んでいなかったらしいのが、今朝になって、人の気配がしたからチェックしにきたのだろう。
感じは悪くなかったから、問題ナシ。

さて、そのおじさんに、ついでに質問。
朝食をどこかでとりたいのだが、いいところおしえて。

通じたよ。適当英語が。返答が、
そこ右にまがって左いったところにカフェあるから。

感謝。了解。いざ、出発。時間は7時。
(ちなみに、このおじさんは、このアパートの大家さんだった・・・という。これも後に判明)

私のお借りした部屋、アパートを外のシューベルトガッセから撮影。右下の小さいドアが入り口。

 

■BLAU STERNカフェ
近いと思ったら、そんなに近くなかった。右でて左って、昨夜、私が間違った方向だ。北です。あったあった。U6のNubdorler str駅のそば。おほほ。 とりあえず、入る。
おなかはすいているけれど、何頼もう。ドイツ語メニュー。
Suppeがスープというのは知っていたので、
Klare Rindsuppe mit frischen Frittaten(3ユーロ)
コンソメベースに、へんなウニョウニョが入っていて、しかもスプーンですくいにくい・・・。うーん。スープはよかった。中のが・・・微妙。

スープ食べながら、今朝早くまで作っていた「外の國にて」をノートのメモからノートに清書。
(ノートからノート?)
(まだ最初だったので、途中の作業を飛ばすということができなかったのだ)
(このノートから、五線紙への清書が待っているのだ)

まだおなかすいてるね。スープだけじゃ。
もういっちょスープいってみよう。 Spinatcremesuppe(3.20ユーロ)
うげ、色が・・・モロヘイヤ?まずそう。味は・・・おいしかった。なんと見た目と違うのね。
チップわからないから、トータル10ユーロの支払い。あ、多分、1.20ユーロでパン一切れのお金も入っていたらしいかな。

左が、1杯目、ウニョウニョ入りスープ。右が、なかなか美味しいほうれん草スープ。

 

■ゴミ処理場?
朝食後、そこからみえた変な建物のほうへいってみる。さらに北東。通勤の時間みたいで、人の流れに逆行する私。
到着したところは、U6の駅Spittelau(スピットロウ)の目の前。

中に入ることはできなかったので、そのまま歩いて来た道を引き返す。南下していく感じ。いがいと距離ある。

 

■一本の電話
部屋に着くと、9時すぎていたので、朝に作った曲を演奏してみる。
ほほー、簡単に作ったはずなのに、演奏するのにちょっと難しいのは、私の技量か?ほかの曲も演奏してみたり。
ちょっと疲れたらしく、横になってみる。
部屋主の下斗米さんと夜9時にお会いすることになっている。多分、初めてのウィーンで困っているだろうと心配してくれて、忙しい中予定をあわせてくれたのだと思う。 ありがとうございます。

場所は、ショッテントーアSchottentorのオーストリア銀行の角の電光掲示板の下。どこだ?下見をあとでしてから夜いこうと考えているうちに寝てしまった。 時差ぼけというやつか?

そして、夢の中。なんかいい夢だったような気がする。まるで夢幻の世界だったような感覚。
が、電話がなる。
私の携帯電話がはじめて鳴った。
あれ、通じるんだ・・・これ。

今一番大事な友人からの電話だった。
電話通じるんだというだけの用件だったけど・・・プッ

ふと時間をみると夜の7時過ぎ。なんと。寝すぎた。

インターネットカフェにいかないと今日のメールチェックできない。いそげ。いそげ。

 

■目指せショッテントア
今日は、昨日と違うルートで。
路面電車の38番をつかって、待ち合わせの場所でもあるショッテントーアにいく。そこでU2に乗り換えてカールスプラッツへ。
オーパーという国立オペラ座のそばの駅でもある。
ちょっとがんばって小走りでサーフランドにいく。昨夜と同じネットカフェ。滞在30分。ごめんなさい。メールだけチェックしてすぐでた。
この日のメールの返信が短かったのは、このためです。時間がなかったの。

同じルートでショッテントーアへ戻る。
で、オーストリア銀行どこ?
降りたところにいっぱいいた人にきいてみると、親切に教えてくれた。
いいね、いいね。みんな親切ね。ただ、地上に出ればよかったらしい。そう、地下鉄でいってるからここは地下だった。アボン。

急ぎすぎたらしい。30分も早く着いた。
あぁ、ウィーンって街が小さいのね。東京のメトロ感覚の半分の時間です。
ブログの更新できたなと思いつつ、じっと待つ。
目の前に、iPhone3GSの宣伝看板が・・・。 欲しくなる。ピアノの大田さんからも、これ薦められている。


待ってるあいだに、その角からみえる寂しい風景を一枚。ちょっと右をみると、ホテル・ド・フランスが。素敵な建物・・・

下斗米さんを待ってる場所が、本当にここでいいのか?それだけ心配なGAYOであった・・・。

 

■千鶴子さんに会えた
夜9時。下斗米さんと合流。
うわさどおり、自転車とヴァイオリン・・・。すぐわかった。写真をいただいていなかったので、顔がわかるか心配だったのだけど、何の心配もいらなかった。

合流した瞬間に、日本語で話しまくる私と下斗米さん。千鶴子さんは、私に警戒心を抱かせない素敵な方でした。音楽家らしくないというか、人間味あふれまくるというか。

おなかがすいていたので、ご飯を食べにいこうということになりつつも、市庁舎の前のクリスマスバザー?というのかな、出店を見学。 一人じゃいかないだろうからと案内してくれた。これはありがたかった。ガイドブックにもそういうえば書いてあったな。

ホットワインをみんな飲んでいた。甘いワイン?もあるらしい。
が、そこはみるだけで素通り。ビールが飲みたくてね。(二人ともね)

途中、コールマルクトという中心街の通りを通った。


「Cartier」発見。そんだけ。

そして案内されたおみせが、・・・・・・名前わすれた。多分もう一度くらいはいくでしょう。

まずはビール。下斗米さんも飲める人だ。二人でビール。7度のビール。いきなり!

軽く下斗米千鶴子さんの説明。
ウィーンに在住。ヴァイオリンの生徒を35人もちつつオーケストラや小編成で演奏活動をされているらしい。
と、このときに聞きました。すごいですね。お部屋もありがたくお借りしております。

何を食べたい?ときかれたので、唯一地球の歩き方の中で興味のあった、レバー団子スープ。Leberknodelsuppe。迷わずそれを先に。


うまい!これはお気に入りに入る。
あとは、ソーセージ・・辛いぞ、レバーとパスタみたいなお勧めを。
ビールは違うのを頼みつつトータル3種3杯。
チップ込みで45ユーロ。こんなもんか。初めての外食ディナーでした。

 

■夜中の迷子
あっという間に時間はすぎ、0時をまわった。帰らねば。
彼女は、自転車でかえった。
ここまっすぐいったらショッテントーアだから、38番にのって、Alser Strで降りたら近いよといわれた。

あれ、思ったより距離あるぞ。寒いぞ。
そして、みなれたショッテントーアの駅。そう、ここからきたのであった。で、38番に乗る。出発しない。 乗ってる若そうなカップルにきいてみる。
「アルサーいきますか?」
「いきません。」
えぇぇぇぇ。そんな。

「それは41番だよ。」
って。41番って・・・。ま、いいか。43番だったかな?昨夜のことで忘れた。乗ってみる。Alserにつく。ってここはどこじゃ。

なんで目の前に電車が走っているのか。U6は地下鉄といいつつモノレールのような上を走っている。地図を確認。
これは、U6のAlser駅ではないですか。私の最寄はここから二つ北のフォルクスオーパーです。電車にのろう。

電車にのった。次の駅が、Michelbeuern。なんてよむのやら。
そしたらそこが終点だった。えぇ。時間が遅くてこれ最終だったのね! 終電ってやつ!?

いろんなことが起きます。
まぁ、一駅くらいは軽く歩けるでしょう。
で降りたのが東側の出口。ここは総合病院が駅前にある。
地図によると・・・・・わからない。

で、歩いていくと総合病院の敷地内にはいっちゃったのね。誰も歩いてない。戻るのもあれだし、いっちゃえ。いっちゃえ。
誰もいない。

あ、車が2台走っていった。後をついていく。あ、でた。線路沿いの道。
怖い怖い。

そのまましばらく歩いて、フォルクスオーパー。さすがに見慣れた駅にでた。ホッと安心。あとはそのまま帰るだけ。

千鶴子さんに紹介された近くのスコティッシュバーに行こうと思ったけど、なんかもう酔っていたし、今日の曲書きたかったから、そのまま帰宅。 迷子した後に、まだ飲もうとか思うあたりが、GAYOだ。

 

■夜中の作曲
またもや夜中に作曲。寝るに寝れないしね。
25日分のエスキス。タイトルは「あせり」
電話もらってあわててウィーンの市内にいってもどってなんとかショッテントーアにたどりついた、そんな今日一日の状況を曲にしてみた。
もちろんこれもKotoソロ。しょうもない曲とかいわないように!

 

P.S.
下斗米さんがオケで教会で演奏するっていうチラシをいただいた。ペーター教会というところで、あさって金曜日の夜8時から。いってみよう。 そして、鉛筆忘れてViennaにいった私は、彼女から鉛筆を一本せしめた。ダンケ!

 

 2009年11月26日(木):3日目のVienna  
 
■グーテンモルゲン
3日目となります。26日木曜日です。

昨夜は遅く帰ってきて、うたたねしたのでした。作曲は朝の3時からでした。はい。
「あせり」
朝5時ころから1時間かけて、またお湯をはり、リラックス。もう6時から目がさめてしまった。

今日は何をしようかと。今日は何も予定のない日です。明日は、ペーター教会へ。今日その場所を確認しにいこう。

7時からまた同じCafe=BLAU STERN=にいってみる。朝の7時だと、まだ人通りは少ない。落ち着いたヨーロッパの朝という感じ。


自分の部屋から北上するこの通りをパチリ。ここを路面電車38番、37番が通っている。

さて、今日はまた違うスープをいってみよう。
Tomaten cremesuppe(3.20ユーロ)


味は、まぁまぁ。まずくない。一番口にあったのは、レバー団子のスープ。次がほうれん草のスープかな。この店は、レバー団子スープないのだ。残念。

そうそう、日本と違ってお水がでてこないのね。のどがかわいた私は、Drinkメニューを探してみる。わからん。あ、これいいかもと注文したのが
Karotte/Apfel(2.20ユーロ)


なんですかこれは。
あぁ、人参さんと林檎さんのミックスのことだったのね。 人参の味がする。でもおいしい。でも明日は注文しないよ!

昨日の朝と同じく、ここでまた譜面の作業。今日は、昨日の曲(実際は今日の早朝だけど)「あせり」を清書。8時までねばってみる。 ガイドブックによるとネットカフェが開くのが9時だから。

 

■市街地へ
今日も38番の路面電車でショッテントーアへ。
で、U2でカールスプラッツにいくと昨日と同じでつまらないから、ペーター教会の下見をしてみようということで、路面電車からA1バスに乗り換えてみる。 A1バスはどこよ!ってきょろきょろしていたら、同じ路面電車に乗っていたロシア人系にみえるおじさんが、教えてくれた。 あとをついておいでって、地上のバス停まで教えてくれた。親切なひとばかりね。この国。日本人、私以外にそこまで親切な人いるのかな。

で、A1のってグラーベンGrabenというバス停で降りる。ここも、乗るときに運転手さんにきいていたら、その後ろにのっていたおばさまが、英語で教えてくれた。 私もそこで降りるから大丈夫よ。って。そこ座りなさいって。多分こんな感じの会話だったはず。 フィーリングな英語で会話する、おそろしや、Gayo。

そしたら、別のおばあちゃんが横に立ったので、席を譲ろうとしたら、おばあちゃんも英語で、そこの席は高いから乗れないから大丈夫よっていってくれた。 なるほど・・・なるほど。

グラーベン着きました、降りました。ペーター教会どこ!?
多分、これだろうというのはわかったけど、どこにかいてあるのだろう。ペーター教会Peterskircheって。みつからなかった。 道路の形からいって、ここに間違いないんだけどね。とりあえず、明日の夜の場所確認OK。

さてどうする?9時まであと30分。
ちょっとあたりをみまわすと、昨夜、下斗米さんと食べたレストランの近くっぽい気がする。なんで覚えているか? 角にCartierがある。あはは。

そこの道に入っていくと、おぉ、ティファニーも。日本でもよくみるブランドだけに、ほほーって感じ。その通りは、Kohlmarkt通り。コールマルクト。 ガイドブックによると、コールのマーケットだそうだ。昔はコール(木炭)の市場が開かれていたことに由来するそうです。

 

■散歩
そう、早朝からお散歩です。ここからオーパーまで歩いてみよう。
コールマルクトを進むと王宮の門に。ミヒャエル門Michaeler Torに到着。


そこを左折してライトシュール通りReitschulgasseへと。曲がったところ、門の続きの角に、こんなのがあった。


なんだろう、ネプチューンか?でも上にいるのは女性だよな・・・。
歩いていくと乗馬学校があったり図書館があったり、アウグスティーナー教会があったりと。 まぁ、歩いているだけで雰囲気ありました。


その図書館の正面広場・ヨーゼフ広場にあった、ヨーゼフ2世さんの騎馬像。

なんか観光っぽいレポートでした。

 

そんなこんなで9時半。
サーフランドだ!とおもったら10時から。ガイドブック違うじゃないか!3件となりのカフェで、カプチーノ。3ユーロなり。

10時になっていってみると、24日の夜にあった男性がいた。その店員さんの名前は、PABLO。 チリの人らしい。そこでいろいろ会話した。 空手をやっているらしい。Gayoはやってないのか?っていうから、手をいためたくないからやってないっていったら、 空手はいいよって一生懸命話していたよ。柔道・剣道なら学校でやったけどね。

そんなPabloに、PromoteCDあげてみた。

なかなか、いごこちいいところだ。いるだけでお金かかるけど。インターネット使うだけでここまでお金かかるなら、小さなNotePCもっていったほうがよかったな。

日記かいていたら、もう2時間すぎてるし。ま、今日はいいか。 あとやることは、スーパーいって果物かってみることくらいかな。

今日の曲は、なにしようか。
ではこのへんで。

 

 2009年11月27日(金):Vienna4日目・買出し  
 
おはようございます。今日も元気に。まず昨夜の話。

■26日その後
午後帰宅する前に、やはり最初におりたA1のバス停のところの教会がペーター教会だったことを確認。


予定のない一日だったので、午後帰宅する前にスーパーなるものによってみる。 日用生活品・ふきん・せんざい・石鹸・ボディータオルなどをかってみる。ついでに、ピクルス・缶詰・もろもろ20ユーロなり。お買い上げ!爪きりとかもね。


そして、夕方からまたエスキス作曲。ここまで作った曲

24日=外の國にて
25日=あせり
26日=たゆたふ

「たゆたふ」も、二十絃箏ソロの曲です。

そして夜が眠れなくなった。
23時半に、下斗米さんに教えていただいたスコティッシュバーにいってみる。アイリッシュバーと同じなのか? ビール小さなグラスで2杯。5ユーロなり。
1杯目=ホワイトビール
2杯目=ブラウンビール
味の違い・・・わからなかった。

そして0時になった。寝る。
(ここまでが昨日の話)

 

■27日金曜日
朝4時に目が覚めてしまう。こまったもんだ。
そしてお風呂ちょろちょろといれはじめる。なんか今日はちょろちょろでも熱くならないぞ・・・。 体温くらいのぬるめのお湯にはいってみる。

今朝は、寒いです。4日目のウィーンにして初めて寒いと感じました。お空は曇り。 そしてそのまま今日の分の作曲しちゃいました。

「まどろみ」

時差ぼけのせいか、ボーっとしてしまった感じでそのまま曲に。どう作ろうとか考えてないからね。 夜、ペーター教会でやる音楽会に行くので、先に作っておきました。 音がいっぱい浮かんできます。降ってきます。でもソロばかり。

PianoとCelloとViolinとのDuoをかきたいのに、まわりに音がないからイメージがわかなくなっちゃった。 でもいいのだ。今までかけない、かきにくいと思っていたソロが、エスキスというスタイルをとったら気が楽になって、音が降りてくる。

自分で演奏するよりも、上手なKotoの人に演奏してもらいたい気分。
ふぅ。作った本人、困ったもんだ。

 

■7時半
いつものカフェに。BLAU STERN。いつもの定位置に座ってみる。
寒いよ。今朝。今日はサラダを食べたくて。でもドイツ語わからなーい。
とおもったら、英語のメニューあったらしい。親切だわ。
(通い始めて3日でやっとわかった新事実)
(英語あったんかい!)

Blattsalate mit gerosteten Pilzen, Mandeln, gehacktem Ei, Parmesan und Joghurtdressing(7.10ユーロ)
なんじゃらね。メニューの一番上をいってみた。 フライドマッシュルームと、アーモンドと、エッグと、パルメザンチーズと、ヨーグルトソースのサラダだったそうだ。おいしかったよ。

ここにある、Eiは、アイと読むらしい。暇だったから聞いてみた。店員さん親切なのだ。Eiは、卵だそうだ。 コーヒーも飲んだので、チップ込みで9ユーロなり。


7ユーロするだけあって、量が・・・多かった。けど、朝からサラダ。食べきった。夜までもう食べなくていいなと。

 

■目指せネットカフェ
朝からもうなれてしまったLine38の路面電車にのる。そしてショッテントーア。今日は違うルートでいってみよう。
U2にのって、時計回り。ひとつ隣の駅のショッテンリンクまでいって、U4に乗り換え。そのまま時計回りでカールスプラッツへ。 途中、行きに空港からリムジンバスでいったシュヴァーデンプラッツを通ったのを確認。帰りもここからリムジンバスに乗るか?Kotoもってここまでいくのか?

さて、いつものカールスプラッツ。出口反対の南側にでてしまったよ。せっかくだから、レッセル公園をとおり、工科大学の前まで出る。 そのまま地上をオーパーのほうに北に向かって歩き、いつものカフェに。だいたいここに9時半ころについてしまうので、30分またないとサーフランドがオープンしない。

またいつものカフェラッテ2ユーロ。
今日は・・・10時にあかないの。Pabloが遅刻してるんだな、きっと。

そこで、寒いから、また4軒となりのカフェに戻る。今日は黒人の女性の店員さんだった。 まだサーフランドあいてないから、ここいていい?ってきいたら、寒いからもちろんOKよ。って返事。やさしいのね。Viennaの人たちって。 もうおなかたぷたぷだから、そのままじっと待機。

やっとあいた。パブロ遅いよ!10時半だよ!

 

本日は、夜8時からペーター教会。時間あるな。一度部屋に戻って昼寝するか、リンクを歩いて一周してこようか思案中。寒いからね。 一周すると大体1時間くらいみたい。ほんとかな。4kmだって。 いってみようかな。天気大丈夫かな。傘ないんだけど。 とりあえず、夜は、遅刻しないようにしよう。

それではまた明日。

 

 2009年11月28日(土):Vienna5日目・ペーター教会  
 
ウィーン5日目です。

■昨夜(27日)のペーター教会
昨夜は、ペーター教会で音楽をきいてまいりました。写真は、とりませんでした。
教会の中がすごくて、これは写真とっちゃいけないかなと。なんか写真にしてしまうとこの荘厳さをうまく表現できないなと思いました。
圧倒されたわけじゃないのだけど、歴史を感じるというか、カトリックという宗教の、この偶像崇拝のおかげで花開いた芸術ルネッサンスの時代があったんだなと、世界史やってないけど身体で体感。 こうやって音楽家たちも保護されてきたんだなと。
(今の時代は・・・ふぅ)

残響がすごいね。教会。私もKotoをここで演奏したいな。 ヨーロッパの教会って、みんなこうやって響くのだろうね。 そういう機会を作ってもらってツアーとかしたいなと思いました。 当時の教会は、勢力があったのか、文化を大事にしていたのか。

建築物と彫刻と美術、絵画と、そして音楽の華やいだ時代だったのだという名残を感じさせてくれました。 私はいまのところ無宗教ですが、それでもこの教会の語りかけてくる文化の違いは理解できました。 これがあちこちにあるのだから、あの時代が、いかほどのものだったか。 そんな思いの中、一夜あけて、今日はエスキスではなく、ヴァイオリンとのDuoにとりかかってしまいました。 果たしてこの曲出来上がるのか、途中で終わってしまうのか・・・神のみぞ知る。いや、私が知っている。

今日は一日、曲作り。

 

P.S.
昨夜、飲みすぎて、2時にショッテントーアを出ました。深夜バス初めて乗ったら、降りるところを間違った。あわわ。 そこから暗いViennaの街をさまようこと1時間半。雨が降ってくる。 あぁ、もうこれは曲にするしかないな。エスキスの題材ができた。 みなれた自分の部屋のそばの通りに出たときは、それこそ・・・
「ありがとう神様」
そんな心境でした。なんとも心寂しい夜・早朝でした。

後から判明しましたが、深夜のバス路線は少し違うんだって。いつも乗ってる「38」番が、よくみると「N38」番になってるの。 これは、Nightって意味なのかな?ドイツ語の夜も、Nから始まるのか?停留所の数で覚えていたGAYOさんは、ぜんぜん手前で降りちゃったらしい。 ヒアリングできるようになるのは、もう少し先の話なのです。

 

 2009年11月29日(日):Dancing Gasse  
 
29日は、日曜日。
部屋のそばのお店ほとんどしまってるの。スーパーも。えぇぇ!って感じ。
だけど、たった一軒、パン屋さんがあいてたの。
お父さんが作っていて、お母さんも手伝っていて。で、私が入ると

お父さん:「お客きたぞ」
お母さん:「はいはい、いらっしゃいませ」

これは私の頭の中で作り出した会話ですけどね。多分そんな感じだった。 感じいいのね。ほんと、どこにいっても。自分の外向きの鎧が、もうすでになくなってます。

この日は、一日作曲していました。おこもりです。
この日は、部屋のそばのなんていうのだろう、広場?のベンチで「Dancing Gasse」の作曲していた。 季節は、秋からちょうど冬に変わる時期。これからどんどん寒くなっていくのだろう、そんな予感のする日曜日。

落ち葉で埋まる小さな通り。
風が吹くとたくさんの葉っぱが落ちてくる。
犬の散歩をしているおじさま。おばさま。立ち話する人たち。
そんな情景を眺めつつ、暗くなるまでベンチでノートに曲を書いていた。
(でも短い)



 

 2009年11月30日(月):Vienna7日目  
 
ウィーンに来てから、はや一週間たちました。
先週の火曜日の夕方にViennaに到着したことを思うとなんか感慨深いものがあります。

この一週間で、夜2回迷子になりました。 けど、Viennaの人たちはみんな親切です。 私もViennaの人たちのように優しい人間でありたいものです。


これは、スーパーでとったお肉。日曜日はスーパーお休みなので、今日散策。
なんの肉かは、わかりません・・・多分牛・・・。
厚切りステーキ用みたいなので3枚もはいっていて6ユーロしない。800円しない?そんな・・・なんて安いの!

これ、本当に大きい肉なんですよ。外人さんサイズのでかい肉!安いよ!


これは、国立オペラ座のそばの立ち食いスタンド。このスタンドの通りに、私の通うインターネットショップ(サーフランド)がある。

朝10時だと、ケバブがまだ焼けてないんです。食べれないのです!ほかのはいけるけど。 本日は、Surflandとなりのパン屋さんで買ってみました。

 

これから先も、こんな自分でありたいな。 東京に戻ってからも、ずっとこうでありたいな。 あと3週間もあるけれど。

明日から、いよいよ12月ですね。 みなさまいかがお過ごしですか?

 

 2009年12月1日(火):Vienna8日目・雨  
 
■12月1日、雨のウィーン
私がウィーンにきて2週間目に突入しました。そして12月に入りました。
今月は私の誕生月。寒いけれどセンチメンタルになれて好きな月です。みなさまいかがお過ごしですか?

☆いままでの作曲経過
まず、ここまでの作曲経過。自分を叱咤するためにも書いておこう。

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)

やっと7曲か。超短いのもあるけどね。もっていったノートが終わってしまったよ。あとは清書用の五線紙をつかってしまえ。

 

■生活リズム
最近の時間の流れが変な風に決まってきた。
午前中、10時から12時くらいにインターネットきてるのね。 そのあと行きたいところがあれば、いくけど基本的にないから、街を歩きつつ、いつものルートで帰るの。スーパーとかいくときは、このときかな。 午後は、ゆっくりと作曲もそもそ。メモが増えていく。 静かな環境だから、いいです、ほんと。
Viennaきてよかった。

電話・・・もってるけどなかなか鳴らないしね!2日目に一回鳴っただけ。
誰か間違ってかけてこないかな・・とか思ってるけど。
(終わってみれば、ローリーと、ルカさんから電話があった・・・)

午後6時すぎると、なんとなく眠気が。ハタと眠ってしまう。おきると夜中の0時。
あれぇ。またかい!
しっかり寝てしまったので、眠れない。 この時間を使ってやってることは、ノートに書きなぐったエスキスのメモを、五線紙に清書すること。

それやってると、あっというまに朝の7時になる。6時間くらい書いてるのだね。びっくり。毎日。
写すだけでなんでそんなに?って思う方。これには理由があるのだ!

メモはメモだから、書きながら、演奏しながら、書きながら、演奏しながら・・・・。
あ、これ難しい、あ、これ演奏できないじゃない・・・
みたいなのをやってると、時間があっという間に。

夜中なのに音を出してもいいのか?
よくないです。こっそり触る感じで優しく優しく。

そしてそのまま朝食はいつものカフェにいき、10時目指してオーパーにくると。なんと規則的な生活なことか。
外国にいくと、いつも5kgくらい太ってしまうのだけど、今回は・・・・演奏ないから痩せる要素もないのに、なんかもしかして体重増えないかもしれない。 だってお酒しか飲んでないし!?
人様のお部屋借りてるから、自炊がしずらいというか・・・汚したくないというか。かといって夜はすぐお店しまっちゃうし。24時間お腹すいた状態です。

 

■バドワイザー
本日は、夜9時過ぎに、チェコのビールを飲みにいく。チェコのお店があるらしい。ここはオーストリアだけど。 そういえば、友人のライアンが、ウィーンに来る前にいってたな。 チェコの街並みをみておいでって。電車ですぐいけるらしい。ハンガリーも隣みたいだしね。 だけど、一人でうろつくのは、市内でいいわ。誰か行きたい人きてくれれば、お供します。

で、「バドワイザー」。これアメリカのビールかと思っていたら、チェコのビールなんだって・・・。えーーー。 ほんとか?知らなかった。裏はとってないけど、そう教えてもらった。なんてこった。今までだまされていたわ! というわけで(どういいうわけか)本日は、夜バドワイザーのみにいく。行く前に、本日分作曲しとかないとな。メモだけでも。

 

■ドイツ語
ほとんどできないけれど、いくつか覚えた。教えてもらった。

EI(アイ)=卵
UND(ウント)=アンド
MIT(ミット)=With
GASSE(ガッセ)=小さな通り
STRASSE(ストラッセ)=大きな通り

ガッセ、ストラッセ、そんな停留所ばっかりなんだもん。すごいよね、わかりやすくて。そういうことだったのね。
日本もそうしたら面白いのに。

「青山通り・表参道」
「山手通り・初台」
みたいな。
わかりにくいか・・・

 

12月最初の日記はこんな感じでした。

 

P.S.
本日雨。2回目の雨。傘ってどこで売ってるのだろう・・・・。 日本だとあっちこっちで売ってるのに。 でもよく見ると、ウィーンの人たち、半分くらいは濡れたまま歩いてる。私も真似してます(傘がないだけだけど)

 

 2009年12月2日(水):グルジアのヴァイオリニスト  
 
グルジアという国からのヴァイオリニストのLevanさんにお会いしました。妹さんがTataさん、お母さんが、Tamaraさん。 貴重な出会いです。私が組曲「夢幻」の音源をプレゼントしたところ、楽譜あるならやらないか?という話になって、その場でやりました。 えぇ、初見で演奏しちゃうのね。ヴァイオリニスト恐るべし。


結果、とてもこの曲を気に入ってくださり、これはいい、すばらしいとほめてくださいました。ありがたいことです。うれしいことです。ハッピーです。

作曲漬けだったので、こちらもよい練習ができました。
(自分の曲なのに練習してないから、ミス連発。初見のレヴァンさんの方が上手だったのではないだろうか!)

ヴァイオリンの難曲といわれているピッチカート連打のやつ・・・パガニーニ?だっけ、なんだっけ。目の前でやってもらった。
三味線のはじきと似ている奏法だけど、ヴァイオリンでは難しいらしい。
と、いっているわりには、さくさくと演奏していた。うーん。どこがどう難しいのだろうか?とつっこんでみると、

「ほら、これなら簡単」
といって、右手(弓を持っているほう)でピッチカーとして演奏してくれた。
左手で押さえながらハジクのは、ヴァイオリン難しいらしい。しかもこの曲速いから。
みている分には、格好いいし、音も面白いから、今度こんな曲作ってみようかなといったら、「やめてくれ」といわれた(笑)

でも今日思った。ヴァイオリニストって、できないっていわないよね。できちゃうんだよね。ピアノに次ぐ世界楽器といわれる所以ですね。

あぁ、ヴァイオリニスト恐るべし。今度は、初見で演奏できないような・・・曲を書いてやる!って書くと、多分聴いている人にもわからない曲になっちゃいそうだから、やめておきますね。

素敵な出会いに乾杯

 

ちなみに、ここは千鶴子さんの部屋。

 

 2009年12月3日(木):ハンガリー大使館  
 
この日は、ヴァイオリンとピアノのコンサートにいってきました。場所はハンガリー大使館の中。
素晴らしいヴァイオリンの演奏とピアノの演奏に堪能してまいりました。 うーん。世界楽器のピアノとヴァイオリン、これとDuoを書こうという恐れ多いことに挑戦しているんだなと。


コンサートの場所のそばに、市庁舎があったので、クリスマスマーケットをのぞいてみたり。 美しい。でも寒い・・・。これでマーケットに立ち寄るのは2回目。最初は、千鶴子さんがスルーっと案内してくれた。 今日は・・・ホットワイン飲んだよ。カップの御代込みらしいのだが、もって帰るわけにもいかないGAYOさんは、カップを返却したら、お金も少し戻ってきた。 これは、みんな持ち帰るらしい・・・。あはは。どうせ割れちゃうもの。

ご招待してくださった、ザヴァディさん、ありがとうございました。

 

コンサートの後、楽しくお酒飲んでしまったらしく、ショッテントアを一つ行き過ぎてしまった。終電ない!
馬鹿なGAYOさん。ウィーンにきて、2回目のタクシーに乗る。あーあ・・・現金そんなに持っていってないのにな。

 

 2009年12月4日(金):Vienna11日目  
 
朝からちょっとセンチメンタルな感じ。
テーブルの上には、人からいただいたお酒がずらり。


左から、シャンパン・強いアルコール・焼酎(私の好きな百年の孤独=麦=)。
左二つは誕生日プレゼントで昨夜いただいたもの。右の焼酎は日本の友人・タケチャンがもたせてくれた。

でもね、私は部屋で独り飲みしないのよ。これまだ封きってないのです。どうしようか・・・

それにしても、ウィーンがどんどん寒くなる。
そんな日には、やっぱりお酒がいいのかもしれない。
忙しく音楽で生活している千鶴子さんに、飲もう飲もうと誘うわけにもいかないしね。

そうだ、寂しさは、お酒でまぎらわせばいいんだ!
それで、みんなお酒くれるのか!ダンケシェーン

 

 2009年12月5日(土):Vienna12日目・センチメンタルな箏演奏家  
 
今日で12日目。早いものです。
すっかりウィーン人?街の移動もすんなり。昨日のセンチメンタルな気分をひきずり、ついつい暗い曲ができてしまう。Kotoソロ。

ウィーンにきて作った曲一覧

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12)

本日、もっていった20段のスコア譜が、なくなりそうになってるので、いつものインターネットショップの並びにある譜面のお店で購入。 あぁ、紙のサイズが・・・・ビッグです!紙の色合いも・・・なんかいい感じ。

 

■コンサート
ウィーンで勉強している日本人学生さんたちのコンサートがあった。 みんな上手。プロレベルじゃないですか。すごいなと素直に思いました。 その中でも特に、チェロの男性がいい感じだったかな。 曲としては、ピアノ曲のラヴェルのが気に入りました。

「ハイドンの名によるメヌエット」
素敵な曲でした。演奏も素敵でした。

 

■ボイラー停止・寒い
さて、そうボイラーがとまっちゃって、お風呂と暖房がOUTなのね。 帰宅したの遅かったから、大家さんの部屋の前にメモ書いて寒さの中、就寝。 よろしくない夢を連続でみてしまった・・・。あぁ。
(メモを書いてくれたのは、お隣のYOSHIKOさん)

先日いただいたお酒も、ちょこっとなめてみたり。

 

 2009年12月6日(日):Vienna13日目・真っ暗  
 
■ケルントナー通り(Op.31-13)
いつものごとく4時くらいから、作曲していました。今日の分。13曲目。寒い中・・・。まじ寒い。
チェロとのDuoを書こうと思い立ち、2月に菅野さんとやるために、こんなのはどうだろうと・・・小さな曲だけど。
「ケルントナー通り」
日本に帰って楽譜を渡すのが楽しみです。
(ところが、2月これやらないのよね。書くだけ書いたけど、微妙な感じなので・・・)

さぁ、あとは、ピアノとのDuoか。これは、一番難しい。どうするかな。 クリスマスマーケットの印象でも曲にしてみるかな。ピアノと。構想だけ練ってみたり。 午前中に大家さんがきて、ボイラー直してくださったので、やっと暖房がはいった。ありがたやぁ。

早朝に作った「ケルントナー通り」を清書するにあたり、音符がたくさんあって手間取り、もう午後をだいぶまわってしまった。


これが、私愛用の路面電車「38番君」

 

■真っ暗
「パチッ」
音がして、電球が切れた。夕方暗くに・・・・。ああ、真っ暗。うわーい。
キッチンの明かりは、リビングまで入らない。うわーい。
この時から、二十絃箏を移動。リビングから、キッチンへ。

12月4日の日記にのせた写真は、キッチンのテーブル。今日からはこのテーブルに二十絃箏を移動する。 そしてこれは帰国するまでそのままであった・・・。

日曜日、お店はしまっているし、やることない。そう、作曲すること以外することがない。電話ならない。 そしてサクサク短いエスキスがたまっていく。充実の日曜日。寂しい日曜日。

暗くて、日曜日でお店がやってなくて、おなかすいて、近くのスコティッシュバーで食事。


こんな感じのお店。英語があまり通じなくて、メニュー適当に頼んだら、多すぎちゃって、包んでもらいました。

 

P.S.
電球は、翌日、3Fに住んでいる大家さんが電球を持ってきてくれた。ドイツ語できない私を助けてくれたのは、隣のYOSHIKOさん。 大家さんに伝えてくれた。ありがとう。

 

 2009年12月7日(月):Vienna14日目  
 
まずは、曲目一覧更新

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)

14日目なのになぜか15曲。
そう、明日の分も作ってしまいました。

「月に焦がれて」は、朝の8時に清書が終わっているから、徹夜で書いていたのだな。
昨日6日は、真っ暗だったからね。近くのスコティッシュバーで初めて譜面の清書していたよ。 お店の人が、「コンポーザー?」ってきいてきた。またコミュニケーションができた(笑) バーの後は、キッチンで清書していた。

 

2週間目で、そろそろ人恋しさがきていますね。かなりなものです。おかげで曲が生まれる。
いいのか悪いのか。うーむ。人恋しさMAXです。

明るい曲を書きたいのだけど、そんな気分にはならないのです。 2月のライブで、この中の一曲くらいはご披露させていただこうかしら。短いけど。
(実際、2010年の2月のLIVEでは、「外の國にて」、「馬車」を披露した)


今朝のウィーン。ゴミ収集車登場。子供がいたら、喜びそうな・・・

 

 2009年12月8日(火):Vienna15日目  
 
私の滞在も、折り返し地点にやってまいりました。 残すは半月。この孤独には耐えられるのだろうか。 いや、耐えてみせよう!

まずは曲目リストの更新

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)

明日の分を一晩19時間かけて作ってみました。明日の分って・・・書くのも変だけど。
「Viennaを想ふ」
ピアノとのDuoです。ようやくノルマのひとつを達成。 もちろん小さな曲ですけど、問題は、ピアニストがこれをやってくれるかどうか・・・。 いやはや。音にしたらどんな感じなのだろう。

Viennaの中心街を歩いているとき、週末の観光客で賑わう様子を、独り歩いて眺める。 寂しさのあまり、私は空想モードに入る。 そう、ハンブルグ王朝時代まで。過去の賑やかだったこの街の様子。 日傘を差した貴婦人たち。 噴水の周りで語り合う恋人たち。 時間の流れの緩やかだった時代。 そんな想いをこめてみた。

作るにあたって、昨夜、となりの音大生(ピアノ)のYOSHIKOさんの部屋で、ピアノの音域を教えていただきました。 ありえない音域の広さにあらためてびっくり。ピアニストの大田さんの音色を想定して書いてみたけれど。 彼やってくれるかな?やるとしたら、4月のコンサートかな。
(これは、2010年4月ACT.4「春の宴」で初演されることになる)
(実験で、2月のGayoLiveでお試ししたけれど・・・)

 

クリスマスシーズン突入していて、クリスマスマーケットがにぎやかです。 昼も夜も、人でにぎわっている。私はどうも一人でその中に入っていけない。 一応、2回は通ったのだけどね。

本日は火曜日なのだけど、Viennaは、休日みたい。 マリアさまの誕生したお祝いの日らしい・・・・・・。いやちがうか。 マリアさまが懐妊した日だったかな?

灰色の街、灰色の空。
中心部にあるブランド街を歩けば、少しは東京を思い出すのだろうけど、いまの私にはどうなんだろう。 このまま部屋に戻って、Kotoに向き合ってみようかな。 毎日、楽器に触れて、楽器と対話して、そして生まれてくる曲たち。充実しています。

自分との対話もしっかりしました。自分をもう一度知ることができた。私は何をしたいのかと。

日本にいないことで、いろいろ不手際があるかとは思いますが、どうぞご容赦を。

ご報告。
オフィシャルのWebサイトが完成したもよう。
http://www.myspace.com/kotogayo
ありがとうございます。私は何もしていなかったり・・・。感謝です。

それよりも、2月のライブの案内の発送は・・・してないみたいね。それをしてほしかったのだけど・・・。 帰国したら結局自分でDM作ってやるしかないのか・・・。こんなはずじゃ・・・

 

 2009年12月9日(水):楽曲について  
 
こちらは12月9日の昼下がりです。2日続けて雨のViennaとなりました。傘ないのだけど、濡れながら歩く、これが基本ですね。 そうなんですか?そうなんです。

音楽主体の生活をしていると、とても幸せです。いまがまさにそう。時間をすべて音楽に捧げている。 一生これでいいのだろうと錯覚してしまう。本当に音楽だけでいいのだろうか? そんなことも考えた昨夜でした。
雨の中、そんなこと考えはじめてしまったものだから、暗い曲がまた生まれてしまいましたよ。

音楽と生活、音楽と経済、このバランスが来年からうまくとっていけるといいなと思います。 とっていけるといいなではなくて、とっていくのです。
支えてくれる人、お互いに支えあえる人に出会いたかったな。

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)
12月8日 「Energy」(8日作曲)(Op.31-17)
12月9日 「ひとつの終わり」(Op.31-18)

16日目で18曲。ストックが2曲できた。 最後の日とか、チケットの手配などで忙しいだろうから、このペースを維持しておいたほうがいいのかなと。

来年2月のライブの案内がいってないとのこと。お願いした人がやってくれていないみたい。違う通知はいったらしいけれど。 なかなか、満足いくサポートは得られません。

 

また話は戻って、今日の本題。
音楽と生活のバランス
「ひとつの終わり」という曲を書きながら、演奏しながら一晩また考えてしまった。
私は、いまの状態、人恋しさなどを一生持ち続けて音楽のエネルギーに変えていくのだろうか?
なんといえばいいのだろう、24時間、心を「鷲掴み」されている状態なんですよね。

寝ると変な夢をみてしまう。起きると寒いしまた心が苦しい感じ?この街に慣れたころから急に襲ってきた感覚。 なんだろう。食事も問題ないし、日本語も、たまにだけど話せる。 言葉が通じなくても、特にいまのところ不都合は感じていない。ではなんでだろう。

その「なんで?」を昨夜から一晩考えてしまった。 考えながら起きていたので、「ひとつの終わり」が最後まで書けました。

あと15日くらいある。私はもつのかな・・・。
今晩は、ウィーン市民音楽大学を見学しにいってまいります。 ウィーンの雨、私は好きです。 もともと東京でも雨は好き。自分の周りについてしまういろいろなものを洗い流してくれる気がして。心の洗濯。 「禊(みそぎ)」です。

 

■軽く楽曲説明
「外の國にて」

ウィーンに着いたときの、右も左もわからない夜に書いた作品。あぁ、外国にきたんだなという実感を曲にした。
「あせり」
人との待ち合わせがあるのに、昼寝してしまった自分。偶然友人からの携帯電話が鳴り起こされる。いそげ、自分。そんなあわてている感じの曲。
「たゆたふ」
ウィーンの街並みをのんびりと歩いているときの心境。私は空気。ここViennaの空気。時差ぼけ状態でフワフワ漂う。
「まどろむ」
近所のスコティッシュバーにいってビールを飲んだあとに書いた曲。ほろ酔いに酔っ払ってるときに、何をかいたのやら。
「古都の夜明け」(with violin)
早朝にウィーンの中心部を散歩した印象。冷たい空気の中、まだ観光客がいない中、一人歩く、石畳を。
「Dancing Gasse」
部屋のそばの通り道。落ち葉が風で踊っている。踊る小径。散歩にきた犬が3匹戯れている。それをベンチに座ってみていたときの曲。
「馬車」(with violin)
ウィーンの街中には馬車が走っている。乗ったことはないけれど。アニメの赤毛のアンを思い出した。この馬車にのって、どこか遠くにいきたいなと。 どこにいくのだろう、私の人生は。そんな思いで書いた曲。
「小さな灯」
だんだんと心が寂しくなっているときに、一本の電話がかかってきた。友人からだった。たったそれだけのことで、心に小さな灯りがともった。 その電話のあとに作った曲。
「そして今」
自分の中の想いというのは、変わらないのだなと。私の想いは永遠に続いていく。今も、これから先も。
「双重」(with violin)
自分の心に素直になれば、心の枷をはずして思いきり羽ばたかせてみたい。音楽と自分、自分と相手。現実はそうはいかないけれど。
「灰色の街」
友人たちを見送ったあとの、また独りになる心象風景。石でできているこのViennaの街。このときは灰色に感じた。
「路面電車」
私愛用の、38番の路面電車。毎日必ず乗っている。まさに乗っている時の気分を曲にした。
「ケルントナー通り」(with Cello)
週末でにぎわうケルントナー通り。観光客も多い。一気にウィーンが華やぐ瞬間。私の心も、その瞬間だけ華やぐ。その一瞬を書きとめてみた。
「冷たい夜に」
暖房が切れてしまって、お風呂が入れなくなってしまって、そんな夜を過ごしながら書いた曲。まさにタイトルそのまま。
「月に焦がれて」
今自分の見ている月は、あの人もみているのだろうか・・・。月はいいなと。月は、私も、あなたも同時にみることができるから。
「Viennaを想ふ」(with Piano)
滞在2週間を過ぎて感じたViennaという街の印象。人の優しさには感動を覚えました。老若男女問わず、すべての人が親切です。ピアノと箏だから、だせる味わいです。
「Energy」
生きるということ、生きるという力はどこからくるのか。私のエネルギーはどこからやってくるのだろうか。自分の中からなのか、周りから与えてもらっているのか。 作り終わって思ったこと。これは・・・韓国ドラマの「チャングムの誓い」の挿入曲じゃないのか?と。いや、違うことを信じたい。
「ひとつの終わり」
これも夜中に書いてしまった曲。人生にはいろいろなことがある。すべてのことがその中で始まり、すべてのことが終わっていく。 そのありとあらゆる中で、また一つ、私の中で何かが終わった。確かに何かが終わったのを感じた。

 

 2009年12月10日(木):Vienna17日目  
 
■昨夜の市民音楽大学
昨夜・9日のお話を。
市民音楽大学のヴァイオリンの講座を見学してまいりました。 習ってる最中のヴァイオリニストの音を演奏を聴いたのは、はじめて。なるほど。なるほど。ヴァイオリンって難しいのね!

そこでハプニングが。


ルーカス君のヴァイオリンが壊れた!
うへぇ。まさか目の前で駒?が壊れるなんて。 こわいこわい。すごい音がしました。楽器本体は大丈夫だったのかな・・・。笑っているルーカス君が、印象的でした。

なんか、Kotoの絃が切れたときみたい。

その後、グルジアのヴァイオリニスト、レーバンさんの手作りのブロッコリースープをご馳走になりにお邪魔し、帰宅。スープおいしかったです。

 

■10日のお話
今朝は、朝の4時くらいから、曲を作っていた。
実は昨夜、「モード」という本をおかりして、読んでいたの。
前に、ピアノの石原さんから、「Gayoさんの曲は、ドリアンですよね」とか、ギターの渡辺さんからは、 「ドリアンはDから始まるんだよ」とかいわれていて、なんとなくわかったフリをしていたのだけど、本を読んでいたらなるほどと・・・・。

そういうことだったのか。やっと初歩的な知識だけだけど、頭の中でつながりました。
そして、やってみる。楽しい。私はこのドリアンというモードが大好きみたいです。 せっかくドリアを認識したわけだから、ここはドリアで遊んでみよう!そう思い立ち、早朝からドリアンモードで遊び始めたら最後・・・・気づいたら午後3時だった。 曲作ってるのか、遊んでるのかわからない状況におちいっちゃいました。
(遊んでいただけなんですけどね、箏で・・・)

あわててオーパーにあるいつものネットカフェにいって、必要なメールだけ読んで・・・読んだだけかい・・・帰宅。今日のノルマが達成できないので、すぐに作曲と譜面書きに突入。

ドリアンが面白くて、しょうがない。・・・のをぐっとおさえて、曲作り。いろいろ発想でちゃってね。そんな中、
「HAPPY LIFE」
という曲ができました。日本に帰ったら、ライブでできるかどうか、メンバーに相談してみようと思います。 楽譜の後半は・・・空白なのは、手抜きじゃなくて、お好きに演奏してというアドリブ部分ですから。誰も聞いていないけれど、言い訳してみる。
(そして、これは2010年の2月のライブではやらなかった・・・)

一日、楽器と遊んでいたら終わってしまった。私の今の人生はこれでいいのか?何か欠けていないか?
でも、今日は満足でした。

 


お部屋。ダイニングに楽器おいて、ダイニングに五線紙おいて、やってます。リビングの電気暗いから・・・・。
二十絃箏は、ずっと帰国までこの状態でした。
箏の下にある小さなノートが、メモ用作曲ノート。
手前にある大きな五線紙が、ウィーンで追加で購入した20段のモノ。
清書はこんな感じで毎日やっている。机の周りは消しゴムだらけなのです(笑)

 

 2009年12月11日(金):楽友協会ホール・雨  
 
毎日毎日、あっというまに過ぎていきます。 東京にいたころとまったく違う生活スタイル。音楽・寝る・食べる・飲む・インターネットしにいく。これ以外が基本的にない。 電話もこない。メールも一日一回チェック。
うん。これは私にあっている。

これは、ただの飛行機雲にあらず!
私のお借りしている部屋を出て、空をみたら、飛行機が飛んでいたの。長い飛行機雲を大空に描きながら。
なんていうのだろうか。この飛行機雲をみて感じたことは、日本に帰りたいな。まだ帰りたくないな。
・・・・・・この二つがせめぎあっていました。

東京に帰ったらだれに一番に会うのだろう。翌日仕事だから、仕事の人か・・・・。それもまたよし。

実は、この写真は天気のよかった昨日(10日)のものです。 天気がよかったのに、一日部屋でドリアモードで曲作って遊んでいたの・・・もったいない。今日はまた雨です。

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)
12月8日 「Energy」(8日作曲)(Op.31-17)
12月9日 「ひとつの終わり」(Op.31-18)
12月10日 「HAPPY LIFE」(with violin, cello and piano)(Op.31-19)
12月11日 「DEEP」(Op.31-20)

「HAPPY LIFE」は、ドリアンというモードで書いたつもりです。 みんなで幸せになろうねという私からの願いをこめてかきました。 みんなで手拍子しながら、幸せになりましょう。
(2011年2月に発表予定)

「DEEP」という曲。 これは、どこまでも深く、深く。海のそこ深く、地球の核に向かって、どこまでも。 そういう曲。自分の心をとことんとことん奥まで掘り下げていったら、何がみえてくるのだろう。そして何がみえたのだろう。

 

■楽友協会ホール
夜に、楽友協会のホールにいってまいりました。 知人のレーヴァンさんがオーケストラに出ているということで、それを機会に聴きにいってみようと。 初挑戦。

ところが、立見席の買い方わからないので、本人に取ってもらいました。ありがとう、レーヴァン。
(いまだに買い方わからず)

レーヴァンさんは、グルジアのヴァイオリニストで、前に私の組曲「夢幻」を初見で2時間くらい一緒に音を出してくれた人。 そしてブロッコリースープを作ってくれた人です。

プログラムは、ワーナー?「ゾリスタンとイゾルデ」?だったのかな。一曲目が。
なんか、抒情詩っぽい感じの曲で、私は好きになりました。

2曲目は、女性の歌い手さんがでてきて、小さな編成のオーケストラと数曲。 よく日本でのコンサートにあるような、歌い上げる(高音域まで使って)感じではなく、なんというのかな、素敵でした。選曲のおかげかもしれないけれど。

休憩後、なんか・・・ドイツ語の朗読の入った・・・・なんだろう。私が20代のころよく勉強していた現代曲風な感じの。 これは・・・まぁ、まぁ。若いころを思い出した・・・という感想にとどめておきます。

表にあったポスター。ピントがあまいけど。ドイツ語じゃぁ!

さて、みなさんにすすめられていたこのホール。たしかにすばらしい。 教会で聴いているような残響。これは、Kotoでも生音でソロでもいけそうな素晴らしいホールだと思いました。

立見席は5ユーロ。本当に立ち見なのね。あたりまえだけど。疲れて座って聴いてる人がほとんどでした。 私は若くないけれど、がんばって立って聴いていた。気になったことがいくつか。
床がミシミシするので、人が動くたびに、その音に邪魔されてしまう。残念。 音響がよすぎるためか、衣擦れの音まで響いてしまう。逆に、席に座っていても、咳する人も多いから、どっちもどっちなのかもしれないけれど。

オーケストラを久々に聴いたけれど、素敵でした。普段私が耳にしない、コントラバス。すごかった。 あぁ、映画とかでチェロの音かと思っていた低音は、これだ。コントラバスだったんだと。 最後の曲は、音楽より、各楽器の演奏をみつめておりました。そうそう、ハープがあって、ハープ素敵でした。 オーケストラでのハープ。指揮者にあわせるコツってなんだろう、聴いてみたくなりました。苦い経験の持ち主のGayoさんです。

 

 2009年12月12日(土):Vienna19日目・何もない日  
 
12月12日は晴れです。曇り晴れ。
今日は予定がないので、このまま部屋に帰って、また作曲しようかな。 寒いから、ひとりでどこかに行く元気がないのです。こっちにきてから毎日作曲していて、脳内がおかしくなってるかもしれない。 こんなにモードが続いているのがすごい。今年は、7月あたりからずっと続いていて、9月10月でぷっつり切れちゃって、で今回またモードに突入。 記憶に残る2009年となりました。

昨夜、コンサートのあと、お隣のピアノお音大生の部屋にお邪魔した。お友達がきてみんなでワイワイやってるからどうぞということで。

そしたら、ピアノ・ピアノ・ヴァイオリンの3人がいらっしゃいました。みんな私よりそりゃ若い。素敵ですね。女性ばっか。日本語だった。

楽しい?ひと時がおわり、部屋に帰ってすぐ寝てしまった。 さすがに立ち見がこたえたのか、そのときに飲んでいた50度のアルコール・・・が効いたのか。
(誕生日プレゼントでもらった・・・寝酒)

今朝は4時ころにまた起きてしまい、「隣の部屋にお邪魔して」という曲を作った。そのままじゃないですか。タイトル。 日本語での会話が、うれしかったです。

今回作っているエスキスの中でも、格別にしょうもない・・・小さな曲だけど、ミソラミーソラミソラミーソラって、浮かんじゃったのだから、しょうがないでしょう。 できれば発表したくない曲の一つかもしれません(笑)

 

 2009年12月13日(日):Vienna20日目・雪  
 
「白い涙」を作曲したときは、チラリだった雪が、今朝、13日の朝は、チラリホラリと降っておりました。素敵です。 でも、お昼にはやんでしまった。

まずは楽曲追加

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)
12月8日 「Energy」(8日作曲)(Op.31-17)
12月9日 「ひとつの終わり」(Op.31-18)
12月10日 「HAPPY LIFE」(with violin, cello and piano)(Op.31-19)
12月11日 「DEEP」(Op.31-20)
12月12日 「隣の部屋にお邪魔して」(Op.31-21)
12月12日 「白い涙」(Op.31-22)
12月13日 「Donaukanal」(with violin and cello)(Op.31-22)

今日作った、作っている最中ですが、これは、ウライナというところからみたドナウ運河の印象です。本物のドナウ河も、天気がよい日にいってきたいと思います。

これは、私の借りている部屋のそばの路面電車の最寄り駅。「カニシウスガッセ」。毎日毎日利用しています。

お昼にカフェをご一緒した、世界を飛び回るピアニストの碓井さん。男二人の希望により、あえて手ぶれした写真をアップさせていただきます。
碓井さんには、いろいろな疑問点を教えていただきました。ありがとうございました。お金のおろし方とか・・・郵便の出し方とか・・・、いっぱい。

本日夜、オペラ座の立見席いってみたら?とすすめられ、チケットの買い方も教えていただきました。残りの滞在は、音楽鑑賞ですごそうかと思っています。 体力がもつかぎり・・・。

これは、今晩のオペラのポスター。小さくてよくみえないけれど。3ユーロでみれるのか。

 

信頼する友人から、あさって15日の楽友協会のチケット(今度は着席のほう)をいただきました。感謝します。 明日の14日は、有名な指揮者とオーケストラらしく、立見席も買えないかもしれないそうで。そのときは、いつものように、帰ってくればよし。

作曲で疲れた分、音楽鑑賞にもえてみよう。多分、どの曲も、まともに聴くの初めてだろうから、Gayoさんは。

 

■夜のオペラ座
11日の楽友協会ホールにつづき、オペラ座にもデビューしました。立ち見です。

チケットどーん。
上から、オペラ座の立見席(3ユーロ)、オペラ座の11ユーロの席、楽友協会の立見席(5ユーロ)
見た目てきには、楽友協会のほうが、立派にみえますね。

演目は、「MACBETH」マクベス。オペラ初心者の私としては、ストーリーも知らずにいってみたけれど、これがなかなか楽しめる。 音を聴いているだけで、充分。
何が違うのだろう。すばらしい演奏と歌声。男性の歌声も、女性の歌声も、繊細なんですね。どなる声とか、甲高い声じゃなくて、優しくそれでいて響き渡る。 うーん。素敵でした。ホールの問題なのか、歌い手の問題なのか・・・私にはわかりません。音楽性の違いなのかな?

オーケストラもすばらしい。毎日違う演目をよくまぁ、演奏できるものだと。

立見席から開演前にパチリ。落ちたら死ねそう?事故とかないのかなぁ。

この時点では、毎晩これからいくぞと思っていましたが、これ、立ち見だと体力がもちませぬ。ちょっと、毎晩は無理そうです。早くも挫折・・・。

 

 2009年12月14日(月):Vienna21日目・初オペラ座  
 

昨夜の立ち見のおかげで、夜がよく眠れること。ぐっすりで、今朝目覚めて「石の歌」と、「目覚め」という小さなエスキスを作りました。

「石の歌」は、石の街ウィーンの石たちの会話がきこえてきたので作曲。
「目覚め」は、起きた瞬間にメロディーがわいたので一曲。どちらも小さな小さなエスキスです。

 

今日は、「トリスタンとイゾルデ」というオペラを観にいきました。結局いったのです。 午後の3時ころ、ちょっと立見席売り場をのぞいたら、もういっぱい並んでいた。なんと!

これは私も並ばねば。と思い、3時から並んだ。そして開演は5時半・・・。あれぇ。ひとりでいってるので、途中抜けることもできず。 おなかがすでにすいている。そして、はじまる。終わったのが10時15分。

7時間以上たっているのは、しんどいです。休憩時間で座ったけれど、おなかもすいて、動く元気なし。

第二幕、なんでこんなに長いのだろうと思いつつ、ストーリーもなんとなくわかった。 音がいいから、これは座ってステージ見ないで聴いているだけでもよかったのかもしれない。

とは、終わったあとに思った感想。
素敵な一夜のあと、実はエピソードあり。

 

さすがに疲れてすぐに寝たのだけど、夜中の3時(15日)に苦痛で目が覚める。
なんだろう?と思ったら、人生初めて、脛(すね)の筋肉が両足つっていた。えぇぇ。どうやって治すの?

20分くらい、痛いまま、どうしたらいいのかわからず苦しんだ。このウィーン滞在で一番苦痛はこれだ! 年甲斐もなく、立ち見を二日続けてがんばった代償ですね。若くないことを実感。ショボン。

 

 2009年12月15日(火):Vienna22日目  
 
今日は夜、楽友協会でブラームスのコンサート。
オランダの楽団がきているらしい。
誕生日プレゼントでチケットをいただいたので、いってみる。またもやピアニストの碓井さんにお会いした。 いろいろ会うたびに案内してくださるとても素敵な方です。

今日はしっかりバルコニーに着席で聴けました。
個人的には、一曲目のスメタナさんのがよかった。ヴァイオリンの細かく長いメロディーにオーケストラがからんでくる・・・素敵ですね。 どことなく、自分の好きな、ホルストの木星の出だしを彷彿とさせる感じ。

2曲目は、なんだったのだろう。現代曲っぽい感じ?そして休憩後、ブラームスの交響曲第四番。本日の目玉らしい。

私はブラームスにもちろん傾倒深くないので、新鮮な気持ちで拝聴。素敵でした。指揮者がまた格好よかった。うーん。 オペラよりコンサートのほうが、私の体力的にはちょうどよいのか?

 

コンサート前に時間があったので、ドナウ川にいってきました。 寒くて・・・何もなくて・・・寂しいところでしたけど、この川は、昔からあるんだなと思いをはせると、格別な感じがします。 そしてドナウ川の声が聞こえた気がしました。

本日のコンサートのポスター。斜めに入ってる文字は、チケット完売・・・らしい。チケットありがとう。

これは、楽友協会のバルコニーのドア1のあたりから終演後に撮影。

 

 2009年12月16日(水):Vienna23日目  
 
激寒のウィーンです。
今日は私の誕生日の前日。何をしたかというと、いつものように早朝からお昼ちょっとすぎくらいまで作曲。

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)
12月8日 「Energy」(8日作曲)(Op.31-17)
12月9日 「ひとつの終わり」(Op.31-18)
12月10日 「HAPPY LIFE」(with violin, cello and piano)(Op.31-19)
12月11日 「DEEP」(Op.31-20)
12月12日 「隣の部屋にお邪魔して」(Op.31-21)
12月12日 「白い涙」(Op.31-22)
12月13日 「Donaukanal」(with violin and cello)(Op.31-23)
12月14日 「石の歌」(Op.31-24)
12月14日 「目覚め」(Op.31-25)
12月15日 「眠れる街」(Op.31-26)
12月16日 「Donauの風」(Op.31-27)
12月17日 「冬の訪れ」(Op.31-28)

「Donaukanal」

これは、ウライナというところからみたドナウ運河の印象です。夕方から暗くなっていく街の中、静かに流れて続ける運河。
「DEEP」
これは、どこまでも深く、深く。海のそこ深く、地球の核に向かって、どこまでも。そういう曲。 自分の心をとことんとことん奥まで掘り下げていったら、何がみえてくるのだろう。そして何がみえたのだろう。
「眠れる街」
オペラ座でトリスタンとイゾルデを観た帰りのウィーンの町の印象。華やかな中心街から離れていく、夜が深くなっていく。
「Donauの風」
Donau川にいってみたときのその冷たい風のつぶやきを曲に。
「石の歌」
石の街ウィーンの石たちの会話がきこえてきたので作曲。
「目覚め」
朝目覚めた瞬間に降ってきた音を拾った曲。
「冬の訪れ」
本格的に雪が降り始め、底冷えした一日。そんな思いを曲に。

 

午後からインターネットショップでメールをチェック。珍しく、いやなメールがひとつきていた。 こっちにきて3週間たっているから、いやだなとは思いつつも、あぁなんでこんなこと書いてくるんだろうと思うメール。久しぶりに毒をくらった感覚。

でも、そんなあとにすぐに一曲かけた。それが「冬の訪れ」。宮城道雄の曲で、「春の訪れ」というKotoと尺八の二重奏がある。 子供のころからよく演奏した曲です。当時は面白かったな。あの曲。最近?やってないから思い出せない・・・・。

冬の訪れ・・・これも違う意味で、印象度の強いお気に入りの一曲になりそうです。

自分にとって何が優先度が高いのか、何が大事なのかということがみえているので、こういうことで大きく左右されない自分に少し驚きでした。

 

すでに28曲ですか。目標の30曲まであと2曲。明日は誕生日なので、お休みしようかな。
沸いてきちゃったら書くけど、明日は夕方からホイリゲいくのである。千鶴子さんに誘ってもらったのである。
「誕生日、独りじゃかわいそうだから」
多分、これが理由だと思う。人の優しさを素直に受けられる自分が好き。

なんかすっかり毒気が抜けてしまった。日本にいるとなんかに追われていた気がしたけれど、こっちにいるといい感じ。 この感じを日本に帰ってからも続けていこうと思います。

楽器の絃が、そろそろくたびれてきはじめました。また新しくしないといけないですね。ライブ前には・・・・。

 

 2009年12月17日(木):Vienna24日目・誕生日  
 
本日めでたく誕生日。さて、何をしようか。
午前中にまた作曲していたので、午後からインターネットショップで恒例のメールチェック。そして、初めてウィーン郊外にでかけることに。

外はあいかわらずの雪。今日はしっかり降っています。積もっています。寒いです。 郊外といっても何をしにいくのか。そう。一人の誕生日はちょっと嫌かなと自分でも思ったので、郊外にある音楽学校の発表会をみにいくことにしました。

WienMeidlingという駅から9つも乗ったところ。そう初めて国鉄に乗りました。市内のフリーパスではだめで、市外の1区間分を購入していきました。 電車から見える景色が、いきなり田舎の風景に。この切り替わりがすごい。

私の買った1区間チケットと、12月の市内定期券です。
右の写真は、降りた駅。いやぁ・・・映画のような世界。何もない!美しい・・・。

雪の坂道を登ること10分あまり。初めてのところだったため、しっかりと登りすぎて行き過ぎて戻ってきたり。 人もあまり通らないし、雪降ってるし、いやぁ、素敵。ようやく目的の建物に到着。

はい、発表会の様子の写真一枚。このぼけ方が、いい感じ。肖像権を侵害しないあたりがGOOD。
先日ヴァイオリンを壊してしまったルーカス君はこれなかったみたいだけど(まだ直してないらしい・・・)、この発表会には子供たちがたくさんいました。

プロのヴァイオリニストをみてきた私にとって、プロ以外のというか、ヴァイオリンを好きで演奏している子供たちをみるのは、とても楽しかった。 のびのびとしている演奏。自分の子供のころの発表会を思い出しました。あのころ無邪気に演奏していたなと。

そういう感じで、なぜか今年はヴァイオリンに縁がありますね。紹介される人がヴァイオリンつながりだからかもしれませんけど。 まぁ、ウィーンで邦楽の発表会とかあったら、それはそれで異質な気もしないでもないですが・・・

1時間ちょっとで終わり、さぁ、その後が、本番。お酒だ!

 

■ホイリゲで打ち上げ&誕生パーティー
夕方のバイオリンの音楽学校の発表会が終わったあと、そこの子供たちとご父兄たちとすぐそばのホイリゲにいきました。 全員というわけではないけれど、3家族はいらっしゃいました。

これは、みんなでの最後に撮った集合写真です。

音楽を愛する人たちに囲まれて、ついてすぐに、なんと「HAPPY BIRTHDAY」を英語で歌っていただきました。 びっくり。そして感動。うれしかった。そしてそのあとすぐに、今度はドイツ語で、また歌を。歌詞をあとできいたら、

あなたがいるから私がいる、あなたに出会えてよかった

そういう感じの内容だったみたい。すごくすごくサプライズでうれしかった。
この日、ここに案内してくださった、千鶴子さんには感謝します。もともと部屋主でもあるわけですけれど。感謝してもしきれません。

忘れないうちにメモ。

写真、一番左が、下斗米千鶴子さん
順番に、LORENZローレンツさん
ローレンツさんの息子のDominikドミニク君
珍しく飲みすぎて酔っ払っている、Gayoさん
女の子が、Lauraラウラちゃん
隣の女の子が、Isabelaイザベラちゃん
後ろの女性が、Martinaマルティーナさん
そして、Karinカリンさん。Lauraちゃんのお母さん
女の子が、Elenaちゃん。Martinaさんの娘さん
女性が、Svetlanaスベトラナさん。Isabelaちゃんのお母さん
最後の男性が、Williウィリーさん。Martinaさんのお父様

あまりに楽しく・・・ドイツ語できないくせに楽しめた・・・ホットワインというものを2杯も。 あれは一杯で普通の2杯分はあるらしく、そう考えると・・・私はかなり飲んでしまったのねと。おいしかった。ホイリゲ万歳。

そして、帰り、またあの雪の中の寂しいホームに向かうときに転んでしまったと。2度続けて。酔っ払っていて、受身がとれなかったのです。怖い怖い。

以上、記念すべき誕生日、楽しい夜を過ごすことができました。

 

音楽を愛するすべての人に、乾杯。そして感謝

 

「誕生日おめでとう、40歳の自分」

 

 2009年12月18日(金):Vienna25日目  
 
もう毎日雪が降っているので、冬を実感しております。
寒いというのも、いってもしょうがないことと・・・なりつつあります。

実は、昨夜駅で転んでしまい、右ひざと、左手首を打撲かな?ついでに右の目の下と、左の眉毛の上も・・・

なんでかというと、昨夜、誕生日だ、飲むぞと珍しくワインをたくさん飲んで酔っ払ってしまい、帰りのホームのところで・・・連続2回で転んでしまった。 本当に珍しく酔っ払っていたらしい。
今朝起きたら、痛いのですよ。というわけで、今日は一日、ネットでメールのチェックしただけでじっとしておりました。

今日の曲は、最後の30曲目となります。目標達成です。
左手首が痛いので、演奏できず、右手だけで演奏できる曲を作りました。タイトルは、「音とともに」です。 これは昨夜の音楽を心から愛する人たちに囲まれた印象から作りました。

プロにならなくても、趣味でも、なんでも、音楽を好きな人たちって素敵です。 ただ好きなだけでもいいんです。笑顔が素敵。そこにはなんの欲もないの。 あるとすれば、もう少し上手に演奏したいなとか、そのくらい?私は昨夜は、貴重な誕生日を祝っていただきました。

酔っ払った私の動画があるらしいので、それは大事な思い出としてしまっておきます。 ドイツ語しゃべれないのに、こうやってコミュニケーションできる人たち。ウィーンの人たちはみんな親切です。私の心は、かなり癒されました。

外ではめったに酔っ払わない私が、転んで怪我するくらい飲んだのもすごいことです。初めてお会いしてる方々なのに心を許せるってこういうことなんですね。

そういうわけで、本日は、部屋でじっとしております。動かすと痛い左手首なので、楽譜の清書は明日の19日にしようと思います。 これで明日以降は、のんびりと最後の一週間をすごせます。がんばったぞ、Gayo。自分との約束は果たしました。

やればできるんだ。やろうという意思があればね。これから先に訪れる、とても辛い出来事も乗り越えていけそうです。

 

 2009年12月19日(土):Vienna26日目  
 
転んだ怪我が痛む中、ヴァイオリンの子供たちのために、曲を書いていた。30曲終わっちゃったので、余力で書いてみる。ヴァイオリン二重奏を2曲。

2曲目は、明日にできあがりそう。あはは。自分でヴァイオリン演奏できないくせにね。

 

 2009年12月20日(日):Vienna27日目  
 
本日は、右ひざと左手首がまだ痛む中、バレエ「くるみ割り人形」をまたもや立ち見で・・・いってきました。
先日のワーグナーさんのと違って、短くてよかったです。

前半・・・新演出なのか、どうもこうしっくりこなくて。立ち見のくせしてそういうこといっちゃいけないですけど。
いつものガレリアの3ユーロではなく、今日は、見えるようにと4ユーロの・・・なんていったかな。一番上の表示のチケットでいきました。 外国人、みんな背が高くて・・・後ろのほうだったからみえないよーと思いつつも、隙間からみえました。

そうそう日本人のある夫婦がいらしていて、係員ともめておりました。 理由は・・・ズボンを、ナイロン地のシャリシャリするやつで旦那さんのほうがきていて、係員に、
「それはオーパースタイルじゃないから、この立ち見エリア以外は出歩かないでくれ」
と注意されていました。・・・ただし、私の英語の理解力が正しければの話ですけど。

それを奥さんに通訳されて、旦那さんが激怒して、「帰ろう、帰ろう、こんな感じの悪いところはウンヌン」と日本語でまくしたてておりました。

なんといったらいいのでしょうね。こういうのは。口をはさむ面倒をさけ、私は見守っておりました。
奥様のほうが、事前にいっておかなかったのでしょうか。 それとも、旦那さまに押し切られてきてしまったのでしょうか・・・などと開演前まで勝手に想像していたのは私です。

ま、そんなことはおいておいて、このくるみ割りの演出が、新しいものらしく、いまいちピントこないなと思いつつも、休憩がきました。
そして、一瞬もうご飯食べて帰ろうかなとも思ったのですが、いやせっかくだし、まだ足持ちそうだからと後半にTRY.

すると、立見席、人が減っていて、前半よりステージがみえる!よかった。残って。
そして後半は、各国の踊りのシーンで、楽しめました。後半のほうがクラシックスタイルの色が濃かったかな。
最後までみてよかった。

バレエをみにいったのは、それこそ20代の前半が最後だから、すごく新鮮でした。

帰りに、千鶴子さんとワインを飲みにいったところの・・・お店での名物「スペアリブ」。
これは、4種類のスペアリブのミックスプレート。こんなの食べきれないでしょう・・・と思いきや、食べきれてしまいました。

のんびり食べていたら、なんと0時過ぎ。やばい。またN38の悪夢か!と思い、いそいでオーパーから1番に乗ってショッテントアへ。そして、あった。最終の38番。 普通の38番。あはは。
よかった。間に合って。

そして、眠りにつきました。
昨日、今日と書いたヴァイオリンの二重奏の小さな練習曲は、誕生日の日に、お会いしたあの街のヴァイオリンを習っている人たちに進呈しました。

明日からは、そろそろライブでやる「Peace・祈り」の作曲・アレンジに入ろうかなと・・・かなと・・・思っています

 

 2009年12月21日(月):Vienna28日目  
 
一日作曲。
もう作らなくてもいいのに、一ヶ月の習慣なのか、モードに入っているからか、音が降ってくる。いやぁ・・・休ませてくれぇ

 

■イリッヒマンさん
紹介していただいたオーストリアの人とCafe。奥様が日本人と伺っていたので、安心して待ち合わせ場所にいったら・・・それらしき人がいない。 時間ぴったりにカフェに入ったら「Gayoさん?」と声をかけられました。そう、ご主人だけいらしていたのでした。

そこから2時間、英語で・・・話しました。親切というか、私のあやふや英語でもちゃんときいてくれて、会話がはずんでうれしかったです。
音楽とはなんたるか、音楽家というのは・・・みたいな話をしてきました。よく英語通じたな・・・。

まずは、ヨーロッパの人に、KOTOという楽器を認知させないとね。とかそういう話もしてきました楽しかった。 この日は、これで終わり・・・。

 

といいたかったのだけど、Cafeで別れたあと、また市街を通って帰るのだけど、日本人の女性の親子が私と同じ地球の歩き方をもちながら、現地の人に道を尋ねていた。 もう帰国直前だし、結構場所だけはわかるようになったので(地図が読めるようになった)、こっちにきて初めての親切心が出てきた。

「May I help you?」って言えばよかったのにさ。

たったいま、2時間も英語で話していた自分。
でてきた言葉は、

「何かしましょうか?」

なんじゃこりゃ!自分でも何いってるんだろう?って思った矢先・・・その女性が、母親に日本語で「なんか変な人が話しかけてきた」っていってるの。 こっちは日本人。変な人って・・・たしかに。

ま、いいや・・・説明するのも面倒だったし、変な日本語話したのも私だったから・・・
「何でもありません」っていって、退散。そんな変な目でみなくてもいいのに・・・。スーツきてたのにさ。珍しく。

そのくらい、英語で楽しく過ごした後だったので、GYAOさんの機嫌がよかったのだ。

 

 2009年12月22日(火):Vienna29日目  
 
本日も寒い。
日中、下斗米さんから、帰国する際の空港までの行き方を習いました。 タクシーでいってもいいのだけど、もう十分お金を遣いすぎたので、節約。 楽器を運んでいくのに一番楽な方法を教えていただきました。ありがとうございました。

その後、インペリアルホテルとグランドホテルのホテルマンの日本人の方とランチ。 楽しく日本語で・・・会話。男三人。内容が濃い濃い。 今回二回目の会食でしたが、この一ヶ月の滞在をとても勇気付けられた存在のお二人でした。ありがとうございました

そして、夜。
お借りしている部屋のお隣が、ピアノの音大生のよしこさん。
明日からパリにいかれるとのこと、ご両親がちょうどきているとのこと、お隣のご縁で夜のホイリゲに参加させていただくことになりました。 また飲みにいくのか、自分!
いいんです。もう曲書いたから!

右から

お隣の部屋にいらしたピアニストのよしこさん
手前がピアニストのゆうこさん
奥になって、ピアニストのゆきさん
その隣が、ピアニストののりこさん
そして男性が、よしこさんのお父様
お父様のとなりが、よしこさんのお母様の大学の同期のピアニストの斉藤さん
そして手前に、Gayoがいて、
一番左がよしこさんのお母様でピアニスト。

以上。にぎやかでございました。若いね・・・この人たちは。

ピアニスト6人と、男性二人。うーん。かないませんね。
と、家族の団欒にちゃっかりお邪魔してしまいました。
一応一ヶ月のご縁でしたが、ご挨拶もできてよかった。

誘ってくださって、ありがとう、よしこさん。

 

今日も飲んでしまった。もう帰国が目の前ですからいいのです。

 

 2009年12月23日(水):Vienna30日目  
 
もう帰国直前ということもあり、お借りした部屋の掃除と、減ってしまった備品の調達。 ごみの処理をしました。明日の24日は荷物を預けにいって、そのあとオーストリアの人のご家庭にお邪魔する予定です。 24日は、こちらの人は友達と会わずに、家族ですごすらしいです。敬虔なカトリックのクリスチャンが90%とのこと。なるほど。

そこに少しお邪魔する運びとなりました。呼んでいただきありがたいことです。光栄に思います。まだお会いしたことないのですが・・・。 帰国前日、いただいたお酒は飲んでしまったし、またいつものバーにいくのか・・・と思っていたから、このお話に飛びついてしまいました。 といっても夕方の話みたいですけどね。

30曲書いたあとは、ヴァイオリン2つのための練習曲を2曲、こちらの子供たちに進呈。
そして、チェロまたは十七絃ソロの「レクイエム」
これも短い曲。
そして3日がかりで、ようやくPeaceの原曲を4重奏に編曲。タイトルは暫定で「Peac・祈り」

これで作曲活動終わりです。

楽器も今日片付けました。あとは運ぶだけ。

さぁ、ウィーンでのメールチェックも、明日が最後です。

 

P.S.
誕生日の夜に転んだ右ひざが・・・何気にまだ痛い。そして、左手首は・・・ちょっと痛い。この治りの遅さは、やはり・・・ニヤッ

 

 2009年12月24日(木):Vienna31日目  
 
夜、クリスマスイブの夜、Evaさん夫妻のお宅にお邪魔する。うわーん。案内してくれた千鶴子さんとレーヴァンさんは、途中で帰ってしまった。 Evaさん(奥様)夫妻は、70歳をこえている。

息子さん一家がやってきた。息子さんが英語話せたので、なんとか会話が成り立つ。心細い。けど、たくさん料理いただいた。おいしかった。

旦那さまのお名前忘れちゃった。どうしよう・・・。

帰りは、息子さんが車で適当な駅まで送ってくれた。GAYOは独り酔っ払って深夜に帰宅。もう日本に帰国する目前。寂しいよ。

 

ここで感動した話を一つ。
Evaさんはカトリックのクリスチャン。旦那さまは無宗教。
Evaさんは、20代前半で、旦那さんと離婚したの。でいまの旦那さんとすぐに一緒になって、子供も作ったわけだけど。 カトリックでは、別れた相手が死なないかぎり、教会で結婚式をあげれないんだって。うへぇ。
それで、ようやく・・といってはなんだけど、前の旦那様がお亡くなりになって、やっと教会で結婚式あげたの。その写真をみせてもらいながら話をきいていた。 すごく幸せそうな写真、そして幸せそうに話す二人。うらやましい。

この二人、喧嘩したこと一度もないんだって。
Evaさんいわく、怒ったってしょうがないじゃない。
旦那さまいわく、俺が我慢してるんだよ(笑)

まったく、素敵なカップルです。
私も今度みつけるパートナーは、こういうふうに喧嘩しない相手がいいな。
穏やかでいられる相手がいいな。
相手にも穏やかでいさせてあげたいな。

結婚という制度に沿わなくても、二人の心が結びついていれば・・・っていう実例ですね。クリスマスイブの日に、素敵なお話をありがとうございました。

 

 2009年12月25日(金):Vienna32日目  
 
さて、もう帰国。楽器も片付けてしまったので、逆にやることがなさすぎる。
独り観光する気分でもなく、結局この一ヶ月を振り返った一日だった。

私は何のためにここに来たのだろう。

自分を見つけるため?もう見つかってます。再確認しました。
私は音楽をやりたいということ。
迷惑かける人もいるけれど、そこは許してもらいたいこと。
音楽をやっていく上で、何が必要なのか、必要でないのか。
いろいろ見えちゃいました。

世間の風は、どんとこい!
それより大事なのが、自分の心。私はもっと優しくなりたい。素直になりたい。音楽やりたい。そんだけ。

いろいろな人の力を借りて、このウィーン滞在が実現したと思う。すべての人に感謝。
きっかけはなんであれ、結果を残した自分に拍手。

空港までは、楽器を持って、なんと国鉄でいった。一番安いのだ!
途中で降りるのが心配だったけれど、親切な乗客のおばさまが、教えてくれた。最後まで親切なウィーンの人々。

そしてウィーンを飛び立った。東京到着は、明日の朝10時。

 

 2009年12月26日(土):東京  
 
朝に成田に到着。
荷物が軽くなっている。(おみやげ買ってないから)(資料を全部配ってきたから)

この一ヶ月のことは、一生忘れない。ここまで寂しい時期はもう二度とこないだろう。

これを経験してしまうと、これから訪れる大きな障害や、トラブルも、耐えていくことができると思う。

純粋に音楽に向き合える環境を作っていこうと思う。そういう人たちとだけ付き合っていきたいと思う。
そんな2009年の締めくくりとなりました。

ありがとうございました。

Gayo

 

 Viennaによせる33のエスキス・一覧  
 

11月24日 「外の國にて」(Op.31-1)
11月25日 「あせり」(Op.31-2)
11月26日 「たゆたふ」(Op.31-3)
11月27日 「まどろむ」(Op.31-4)
11月28日 「古都の夜明け」(with violin)(Op.31-5)
11月30日 「Dancing Gasse」(Op.31-6)
11月30日 「馬車」(with violin)(Op.31-7)
12月1日 「小さな灯」(Op.31-8)
12月2日 「そして今」(Op.31-9)
12月4日 「双重」(with violin)(Op.31-10)
12月4日 「灰色の街」(Op.31-11)
12月5日 「路面電車」(Op.31-12) 12月6日 「ケルントナー通り」(with Cello)(Op.31-13)
12月6日 「冷たい夜に」(Op.31-14)
12月7日 「月に焦がれて」(Op.31-15)
12月8日 「Viennaを想ふ」(with Piano)(Op.31-16)
12月8日 「Energy」(8日作曲)(Op.31-17)
12月9日 「ひとつの終わり」(Op.31-18)
12月10日 「HAPPY LIFE」(with violin, cello and piano)(Op.31-19)
12月11日 「DEEP」(Op.31-20)
12月12日 「隣の部屋にお邪魔して」(Op.31-21)
12月12日 「白い涙」(Op.31-22)
12月13日 「Donaukanal」(with violin and cello)(Op.31-23)
12月14日 「石の歌」(Op.31-24)
12月14日 「目覚め」(Op.31-25)
12月15日 「眠れる街」(Op.31-26)
12月16日 「Donauの風」(Op.31-27)
12月17日 「冬の訪れ」(Op.31-28)
12月18日 「銀の子供たち」(Op.31-29)
12月19日 「音とともに」(Op.31-30)
12月19日 「Stile Qumpoldskirchen」(for violin duo)(Op.31-31)
12月20日 「雪の妖精」(for violin duo)(Op.31-32)
12月21日 「レクイエム」(for cello solo , for 17 strings koto solo)(Op.31-33)
12月23日 「Peace・祈り」(Original Peace)(Op.31-34=extra=)

 

「外の國にて」

ウィーンに着いたときの、右も左もわからない夜に書いた作品。あぁ、外国にきたんだなという実感を曲にした。
「あせり」
人との待ち合わせがあるのに、昼寝してしまった自分。偶然友人からの携帯電話が鳴り起こされる。いそげ、自分。そんなあわてている感じの曲。
「たゆたふ」
ウィーンの街並みをのんびりと歩いているときの心境。私は空気。ここViennaの空気。時差ぼけ状態でフワフワ漂う。
「まどろむ」
近所のスコティッシュバーにいってビールを飲んだあとに書いた曲。ほろ酔いに酔っ払ってるときに、何をかいたのやら。
「古都の夜明け」(with violin)
早朝にウィーンの中心部を散歩した印象。冷たい空気の中、まだ観光客がいない中、一人歩く、石畳を。
「Dancing Gasse」
部屋のそばの通り道。落ち葉が風で踊っている。踊る小径。散歩にきた犬が3匹戯れている。それをベンチに座ってみていたときの曲。
「馬車」(with violin)
ウィーンの街中には馬車が走っている。乗ったことはないけれど。アニメの赤毛のアンを思い出した。この馬車にのって、どこか遠くにいきたいなと。 どこにいくのだろう、私の人生は。そんな思いで書いた曲。
「小さな灯」
だんだんと心が寂しくなっているときに、一本の電話がかかってきた。友人からだった。たったそれだけのことで、心に小さな灯りがともった。 その電話のあとに作った曲。
「そして今」
自分の中の想いというのは、変わらないのだなと。私の想いは永遠に続いていく。今も、これから先も。
「双重」(with violin)
自分の心に素直になれば、心の枷をはずして思いきり羽ばたかせてみたい。音楽と自分、自分と相手。現実はそうはいかないけれど。
「灰色の街」
友人たちを見送ったあとの、また独りになる心象風景。石でできているこのViennaの街。このときは灰色に感じた。
「路面電車」
私愛用の、38番の路面電車。毎日必ず乗っている。まさに乗っている時の気分を曲にした。
「ケルントナー通り」(with Cello)
週末でにぎわうケルントナー通り。観光客も多い。一気にウィーンが華やぐ瞬間。私の心も、その瞬間だけ華やぐ。その一瞬を書きとめてみた。
「冷たい夜に」
暖房が切れてしまって、お風呂が入れなくなってしまって、そんな夜を過ごしながら書いた曲。まさにタイトルそのまま。
「月に焦がれて」
今自分の見ている月は、あの人もみているのだろうか・・・。月はいいなと。月は、私も、あなたも同時にみることができるから。
「Viennaを想ふ」(with Piano)
滞在2週間を過ぎて感じたViennaという街の印象。人の優しさには感動を覚えました。老若男女問わず、すべての人が親切です。ピアノと箏だから、だせる味わいです。
「Energy」
生きるということ、生きるという力はどこからくるのか。私のエネルギーはどこからやってくるのだろうか。自分の中からなのか、周りから与えてもらっているのか。 作り終わって思ったこと。これは・・・韓国ドラマの「チャングムの誓い」の挿入曲じゃないのか?と。いや、違うことを信じたい。
「ひとつの終わり」
これも夜中に書いてしまった曲。人生にはいろいろなことがある。すべてのことがその中で始まり、すべてのことが終わっていく。 そのありとあらゆる中で、また一つ、私の中で何かが終わった。確かに何かが終わったのを感じた。
「HAPPY LIFE」
ドリアンというモードを使いました。みんなで幸せになろうねという私からの願いをこめてかきました。幸せでありたいという希望も入っています。 みんなで手拍子しながら、幸せになりましょう。
「DEEP」
どこまでも深く、深く。海のそこ深く、地球の核に向かって、どこまでも。 そういう曲。自分の心をとことんとことん奥まで掘り下げていったら、何がみえてくるのだろう。そして何がみえたのだろう。 嘘偽りのない自分と向き合う勇気がありますか?
「隣の部屋にお邪魔して」
隣人のヨシコさんの部屋にお邪魔して、お友達たちとにぎやかに騒いだあとの印象。 ミソラミーソラ・・・酔っ払って書いた、発表したくない曲の一つ(笑)
「白い涙」
空から舞い降りてくる雪。チラリ、チラリと降ってくる。まるで天空が泣いているよう。それは私の心なのだろうか? ここまで孤独を感じるウィーン。東京に戻っても多分これは変わらないと思う。私も思う存分涙しよう。この雪のように、純粋に涙しよう。
「Donaukanal」
これは、ウライナというところからみたドナウ運河の印象です。夕方から暗くなっていく街の中、静かに流れて続ける運河。
「DEEP」
これは、どこまでも深く、深く。海のそこ深く、地球の核に向かって、どこまでも。そういう曲。 自分の心をとことんとことん奥まで掘り下げていったら、何がみえてくるのだろう。そして何がみえたのだろう。
「眠れる街」
オペラ座でトリスタンとイゾルデを観た帰りのウィーンの町の印象。華やかな中心街から離れていく、夜が深くなっていく。
「Donauの風」
Donau川にいってみたときのその冷たい風のつぶやきを曲に。
「石の歌」
石の街ウィーンの石たちの会話がきこえてきたので作曲。
「目覚め」
朝目覚めた瞬間に降ってきた音を拾った曲。
「冬の訪れ」
本格的に雪が降り始め、底冷えした一日。そんな思いを曲に。
「銀(しろがね)の子供たち」
舞い降りてくる雪。寒いウィーン。暗い空から、白い雪が舞い降りる。雪が、子供たちが楽しそうに会話しながら降りてくる。 あっちフラフラこっちフラフラ、自由に戯れながら
「音とともに」
左手をいためているので、右手だけで演奏する曲。左手の装飾技法は一切ない。 たゆたゆと音を紡ぎ出していく人生。箏とともに歩む人生。
「Stile Qumpoldskirchen」
40歳の誕生日を迎えた思い出の場所。Stile Qumpoldskirchen。ここでの記憶は一生消えないと思います。 そこのヴァイオリンの子供たちへ捧げるヴァイオリン二重奏の練習曲、その1。
「雪の妖精」
ヴァイオリンを楽しそうに演奏している子供たちへ捧げるヴァイオリン二重奏の練習曲、その2。 雪の妖精とは、ヴァイオリンを演奏する子供たちのことをさしている。
「レクイエム」
魂を鎮めるための曲。現代曲的要素が入っているが、どうか私が旅立つときに、演奏してもらいたい。
「Peace・祈り」
これは、Extra34曲目として収録。作った当時の印象と、今感じるヴァイオリンとチェロの音。 原曲のイメージに近くアレンジしたもの。私の好きな曲の一つ。